初参加ブランドアンケート|HARRISON WONG ハリソン・ウォン
Fashion Hong Kong
Brand
HARRISON WONG
ハリソンウォン
Designer
Harrison Wong
ハリソン ウォン
Category
Men’s Ready To Wear
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
子供の時から絵を描く事や物を作ることが好きでした。高校を卒業するころには、進学してデザインの勉強をしようと思っていて、特にファッションデザインの道に進みたいとはっきり決めていました。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?
ファッションに敏感な消費者のためのオリジナルの現代的なアパレルとファッション雑貨。エッジーで意欲的な反面、控えめな優雅さを放つ。アパレルやファッション雑貨は最高級のデザイン、テイスト、品質でありながらお手頃な価格で展開しています。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
あらゆる種類のものに影響を受けています。それは芸術、文化、映画に関連するもの、あるいは雑誌やインターネット上の単なる写真ということもあります。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
HARRISON WONGブランドの店舗を3か所香港に出店しています。店舗の顧客は、デザインを見る目をもっていてファッションに敏感で、アートやテイストを日常生活に取り入れるような方々です。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
香港は様々な文化が混じり合った環境のため、私自身、地元香港と諸外国からの影響を受けています。もちろん、日本もそのうちの一つです。
2018 S/Sについて
―Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/Sへの参加の動機は?
日本のファッションはとても成熟しており、高度に多様化したマーケットでもあるので、このファッションウィークで自分のブランドに対する反応を見たいと思っています。
―2018 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
アール・ブリュットというのが、SS18コレクションのテーマで、20世紀中ごろのフランス人アーティスト、ジャン・デュビュッフェの彫刻や絵画からインスピレーションを得ています。デュビュッフェは、落書きアーティストや美術教育を受けていない素人の工房で働く人たちのようなアウトサイダーが作る素朴で原始的な作品を取り入れました。
ハリソン・ウォンの2018春夏コレクションは、不均一なフィット感と誇張された肩のラインで、デュビュッフェによって育まれた不和を強調しています。 さらに、ランダムなラインとストライプを取り入れ、デュビュッフェの作品となじみ深く、印象的なシャツやアウトドアジャケットに合わせてコレクションを統一しています。
―ショーもしくはインスタレーションの構想は?
今シーズンのコレクションは、ジャン・デュビュッフェの絵画や彫刻、特に後のアール・ブリュット・スタイルに影響を受けています。昨年ワシントンDCで開催されたナショナル・ギャラリーのイースト・ウイングで数々の作品を見て大いに感銘を受けました。もちろん、彼のスタイルをただコピーするのではなく、それを自分のファッション美に再解釈しようとしています。 私はよく現代アーティストからコレクションのインスピレーションを得ています。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
より多くの国際的な顧客や先達に出会うこと。
デザイナーとしての私が目指しているのは、真に国際レベルのものを創り出すと同時に、フレッシュでクリエイティブで自分自身に純粋であることです。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
非常に国際的な一方で、豊かな国内の文化が色濃く息づいていると思います。
―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。
ああ、それは沢山あります!日本のデザインの最新動向を知るためには、当然青山を筆頭にファッションが熱いエリアを見なけれななりません。しかし、私はまた、以前の東京はこうであっただろうという雰囲気がある「下町」とよばれている身近なエリアも大好きです。とにかく色々な場所を歩き回るのが好きです。東京はお気に入りの街のひとつです!
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
すでによく知られたデザイナーと新しいデザイナーの両方のお店を訪れてみたいです。日本の店舗デザインは最先端をいっており、いま最新のトレンドがどんなものかを見たいと思っています。