Interview & Report

知英(ジヨン) Jiyoung

知英(ジヨン) Jiyoung 女優/歌手

MBFWT 2016 A/W Official Supporter

1994年1月18日生まれ。韓国出身。
2014年夏より女優としての活動を開始。日本テレビ系ドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」に出演。映画「暗殺教室 卒業編」が3月25日より公開されたほか、7月2日には主演映画「片想いスパイラル」の公開も控える。9月にはミュージカル「スウィート・チャリティ」で初舞台・初主演を務める。3月16日ソニーミュージックレコーズよりJY としてデビューシングル「最後のサヨナラ」をリリース。全編英語詞の「RADIO」も3 曲EPとして世界47ヵ国に配信中。

2010年にガールズグループのメンバーとして日本デビューし、一大ブームを巻き起こした後、現在は女優として活躍している韓国出身の知英(ジヨン)さん。Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 A/W会期中の3月16日には、アーティストネーム“JY”としてデビューシングルをリリースし、世界47ヵ国に配信するなど、世界的に活動する歌手としてもスタートを切った。 今、国内外から注目されているジヨンさんが、MBFWT 2016 A/Wオフィシャルサポーターに就任し、会期初日に来場した。ジヨンさんに、MBFWTに訪れた感想や、日本と韓国のファッションについて、自身のファッション観を伺った。

 

まず、今回はMBFWT 2016 A/Wオフィシャルサポーターとして来場されましたが、オフィシャルサポーターに就任されたお気持ちをお聞かせいただけますか。

本当に光栄です!ファッションは自由で、自分を好きなように表現できるものだから大好きです。ただ、そこまで詳しくないので、私で良いのかなと思いましたが・・・
ファッション・ウィークを拝見して、これからもっと日本のブランドを知りたいと思いましたし、新しいブランドと出会える素晴らしいチャンスだと感じました。今までは、ご招待いただいてもなかなかスケジュールが合わず伺えませんでしたが、今後はできるだけたくさんのショーを拝見したいと思っています。

 

KEITA MARUYAMAのショーをご覧になりましたが、どう感じられましたか。

ソウルのファッション・ウィークには行ったことがありますが、東京は初めてで、もちろんKEITA MARUYAMAのショーも初めて拝見しました。実は先日、衣装で初めてKEITA MARUYAMAを着させていただいたばかりなんです。今日は、ショーで発表された最新コレクションを着させていただいていますが、星座柄がすごくかわいいですよね。ランウェイショーも、あれも着たい、これも着たいと思いながら観ていました。

 

初めての東京のファッション・ウィークの感想は?

来場者におしゃれな方が本当に多く、洋服だけでなく、ヘアスタイルやメイクも個性的で、ファッションピープルだらけだなと思いました(笑)。本当にファッションが好きな人たちが集まっているという印象です。
しばらくソウルのファッション・ウィークに行っていないので、今は分かりませんが、ソウルの方がおとなしいかもしれませんね。最近は変わってきているかもしれませんが。

 

好きな日本ブランドはありますか。

sacai(サカイ)です。すでに日本で活動していた今から4年ほど前に知って、当時からずっと好きです。デザイナーの阿部千登勢さんにもお会いしたことがあり、それ以降、ショーや展示会にご招待いただいています。先日、ソウルの百貨店でイベントをされていて、そちらにはお伺いしましたが、もし日本でショーをされる機会があったら、ぜひ行きたいですね。

 

初めての東京のファッション・ウィークの感想は?

日本と韓国のストリートファッションの共通点や違いについては、どう感じられますか。

例えば、スニーカーだったり、ワイドパンツだったり、特定のアイテムが流行るタイミングは同時だと思います。ヘアメイクを含めた全体的なスタイリングは、断然日本の方が個性的でおしゃれで、見ていて楽しいですよね。最近、韓国のストリートファッションをチェックしていませんが、やはり日本より少しおとなしめで、遠慮しているようなイメージです。

普段、ファッション関連のお買い物は、どの辺りに行かれますか。

青山周辺が多いですね。sacaiやコム・デ・ギャルソン、トム ブラウンなどすでに知っているお気に入りのブランドの路面店には行きますが、知らないブランドのショップを発掘するということは今までしていなかったので、今回のファッション・ウィークでの経験を機に、新しいショップにも足を運んでみたいと思っています。

 

ジヨンさんのクローゼットの中はどんな洋服が多いですか。

色で言うとほとんど黒です。気分転換で、色や柄物もたまに取り入れますが、大体は黒のパンツに黒のジャケットを羽織るというスタイルです。ライダースのようなハードなカジュアルスタイルが多く、私のイメージと私服は違うかもしれませんね(笑)。たぶん、衣装でスカートをよく穿くので普段はパンツを選んでしまうのかもしれません。パステルカラーも嫌いではないですが、ラブリーな感じはちょっと苦手ですね。
全体として黒で落ち着いていますが、その中にちょっとだけポイントとなるデザインが入っているようなアイテムが好きです。まさにsacaiには、そういった一捻りがあって好きなんです。

 

ファッションにまつわる思い出はありますか。

服は小さい頃から好きでしたが、母が買ってきてくれたものや姉のお下がりで満足していて、その中で自分の気に入った服ばかり着ているような子供でした。
デビューしてからは、様々な衣装を着させていただいたり、周りにおしゃれな人が多かったり、そんな環境からか、私服もちゃんとおしゃれにしないといけない、と思うようになりました。母からも「もう少しおしゃれに気を遣ったら?」と言われましたね(笑)。そこから意識的に雑誌をチェックしたり、身の回りのファッションピープルを参考にしたりしていました。来日後はさらに、日本の個性的なスタイルに刺激を受け、ファッションの世界が広がった気がしています。

ファッションで参考にしているモデル、女優などはいますか。

シンプルなスタイルでもかっこよく着こなしている、アレクサ・チャンさんやミランダ・カーさんが好きですね。彼女たちが雑誌などで着用していた気になるアイテムを、よくネットで調べます。そうすると、そのブランドに興味が湧いて、どういうスタイリングだとかわいく着こなせるかな、とスタイリングまで想像してしまいます。

 

最後に、ジヨンさんにとって“ファッション“とは何でしょうか。

その日、1日の気分を決めるものだと思います。
たまに、忙しくて慌てて服を選んで出掛けたら、「これ嫌だな・・・」とがっかりして、その日を台無しにしてしまうことがあります。そうならないように、毎晩服を決めてから寝るようにしています。翌日の予定や会う人、天気もチェックして、どういう風に自分を表現したいか、どういうムードにしたいかなどを考えながら、スタイリングを決めていくのが楽しいですね。

 

*衣装: KEITA MARUYAMA(ブラウススカートコルセット全て)/Swarovski Jewelry(ジュエリー)/JIMMY CHOO(シューズ)

INTERVIEW by JFWO

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