Interview & Report

間仲 宇 Hiroshi Manaka

間仲 宇 Hiroshi Manaka フォトグラファー

Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/W Key Visual Photographer

間仲宇(まなか ひろし)1974年生まれ、神奈川県出身。学生時代はグラフィックデザインを学び、その一環で受けた写真の授業を機に写真家を志す。その後フォトスタジオ勤務を経て写真家の伊島薫氏に6年間師事。2004年に独立後は広告、CDジャケット、カタログ、エデイトリアルなど活動は多岐にわたる。

− 守屋貴行氏から今回の製作への参加を依頼され、掲げられたテーマ「DREAMY ‒METAVERSE」についてどう捉え、表現されたのか教えてください。

このような状況下での撮影ということもあり、今だからこそできる表現になればいいなと思いました。映像のストーリーがまず先にあったので、自分はそこに入り込んでドキュメンタリー的なアプローチで現場写真を撮影しようと考えました。

 

− 今回のKVの一番のお気に入りなのはどれですか?

一番気に入ってるのは、メインビジュアルに起用されているこのカットです。この写真はガラス越しに撮影してるのですが、向こうで映像チームが撮影しているのをガラス越しに眺めていて、何か舞台を見ているかのような非現実的な風景がそこにはありました。ちょうど夕暮れ時でとても美しい光に溢れ、何かのエンディングのようでもあり、はたまた始まりのようでもあり…何かに立ち向かうような彼らの姿は現在の状況の写し鏡のようでもありますが、その美しさからユートピアのようにも感じられ「DREAMY METAVERSE」というテーマにピッタリだと思いました。

 

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Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/W Key Visual main

 

− そもそもご自身のお仕事で重視されていることはなんですか?

自分の仕事は一人で完結するものではありません。沢山の人の意見や考えが入りそれが合わさって一つの作品が完成します。そのようなチームワークの中でしっかり機能することと、あとは周りへのリスペクトはとても重要だと思います。

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Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/W Key Visual

 

− 多くのファッションのお仕事を手がけられている間仲様が思う、これからのファッション業界・ファッション・ウィークのあり方や期待があれば教えてください

ファッションを語るような人間ではありませんが、ファッションにはとても夢があると思います。自分も学生の時に数々の素晴らしいいファッションフォトをみて、憧れ、フォトグラファーを目指しました、これからの若者たちにとっても憧れの舞台であり続けて欲しいなと思います。

 

− 今後手がけて見たいお仕事などあれば教えてください。

個人的なプロジェクトとして、娘の写真を撮影しているのですが、そこから派生して、身近な出来事、住んでいる街などをモチーフにした写真を撮っているのでそれをいつかみなさんに見てもらえるよう形にできたらと思っています。

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− まもなく始まるファッション・ウィークへのメッセージをお願いします。

大変な状況の中でみなさんご準備されてると思いますが、

逆に今だからこそ作れたというような作品が生まれるのでは?と楽しみにしております。

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