Interview & Report
Interview & Report

シラップ SIRUP

シラップ SIRUP アーティスト

RakutenFWT 2020 S/S オフィシャルミュージックアンバサダー

SIRUPは変幻自在なボーカルスタイル、五感を刺激するグルーヴィーなサウンド、そして個性的な歌詞の世界観でリスナーを魅了する。2019 年5月にはYouTube1000万回以上の再生を記録している”LOOP”や、Honda「VEZEL TOURING」TVCM 曲 にも起用された”Do Well”などを収録した初の1stフルアルバム「FEEL GOOD」をリリースし、オリコン週間ランキング7 位、Apple Music R&Bチャートでは5ヶ月連続1位を記録中。12 月に開催する初のZEPP公演 (東京・大阪)もSold Outするなど現在話題沸騰中。

Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/Sのオフィシャルミュージックアンバサダーとして、ファッション・ウィーク会期中の10月19日(土)に、東京・渋谷のWOMBで開催されたOFFICIAL NIGHT PARTYでスペシャルライブを披露したSIRUP氏。R&Bやソウル、ヒップホップをベースにした独自のスタイルで、2017年のデビュー以降多くのファンを獲得してきた彼に、音楽とファッションの関係性や、ステージ衣装へのこだわり、気になるプライベートのファッションなどについて聞いた。

Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/Sのオフィシャルミュージックアンバサダーに就任することが決まった時には、どのような感想を持たれましたか?

ファッション・ウィークのことはもともと知っていましたが、モデルをはじめファッション関係の友人たちが仕事をしている場という認識があったので、今回話をもらった時には、僕で良いのかなと思いました。過去にミュージックアンバサダーを務めたiriちゃんは友人ですが、特に話を聞いていたわけではなかったので、実際のところ、どんなことをすれば良いんだろうと(笑)。

OFFICIAL NIGHT PARTYではスペシャルライブを披露されましたが、こちらについていかがでしたか?

みなさんパーティ自体を凄く楽しんでいたみたいで、ライブもめっちゃ熱気を感じて熱い夜になりました!楽しかったですね。個人的にも約2年前にSIRUPで初めてライブをしたのがここWOMBで、しかもその時の主催者が今回一緒に出演したYonYonで。感慨深かったです。

音楽とファッションというのは常に密接にリンクしてきたものだと思いますが、SIRUPさんは両者の関係性についてどのように考えていますか?

歴史を振り返ってみると、この音楽が流行った時には、こういうスタイルが流行したというものが必ずありますし、音楽とファッションというのは精神的な部分でつながってきたものだと思っています。僕自身、1990年代以降のネオソウルのアーティストたちのスタイルを参考にして自分の洋服やヘアスタイルを決めていた時期もありますし、音楽を入口にファッションと接してきたことが多かったかもしれません。

SIRUPさんがファッションを意識するようになったのはいつ頃のことですか?

ファッションというものをどこまで意識していたかはわかりませんが、5、6歳の頃から、着せられたオーバーオールが気に入らず、ゴミ箱に捨てようとするような子どもだったと母から聞いたことがあります(笑)。僕が小学生の頃はアディダスが流行っていて、3本線のジャージを履くことにこだわったり、好きだったバットマンがプリントされた洋服を着たがったりと、とにかく身につけるものへの意識が強かったことは自分でも覚えています。

ご自身がアーティストとしてパフォーマンスする際の衣装についてのこだわりも聞かせてください。

ミュージックビデオやワンマン(ライブ)の衣装は、スタイリストの方に相談しながら決めています。スタイルはその都度変わっていくところがありますが、基本的には、多少のストリート感を残しながら、大人っぽい着こなしをするようにしています。あと、動きやすさも大きなポイントですね。そして何よりも大切なことは、ファッションを通してアーティストとしての人となりを伝えていくことだと思っています。例えばミュージックビデオでは、各楽曲の世界観に合わせて衣装を考えていくわけですが、どんな場合でもSIRUPとしての理想のアーティスト像というものからは外れないように気をつけています。また、これは音楽に関しても言えることなのですが、頭で考え過ぎず、自分の感情や衝動に素直でいたいという思いがあります。だから、今後SIRUPのファッションがどう変わっていくのか、自分でも楽しみなところがありますね。

ファッションもSIRUPさんの表現や作品を構成するひとつの要素なのですね。

はい。たとえそれがトレンドとして流行っていたり、個人的に好きな洋服だったとしても、自分の音楽にマッチしないものは、衣装には取り入れないようにしています。最近は、フェスなどに出させてもらう機会が増えてきたこともあり、パフォーマンス中の写真を見ながら、次はもっとこういうファッションにした方が良いかな、などと考える機会が増えました。また、これは特にパフォーマンス時の衣装に言えることですが、なるべくお客さんとの間に距離が開かないようなスタイルというものも意識しています。例えばジャケットを着る時は足元をスニーカーにしたり、逆に革靴を履く時はトップスは軽めにするなど、全体のバランスを考えるようにしています。

ファッションに関する情報はどのように得ていますか?

Instagramをチェックすることが多いです。自分が好きなスタイルの人やブランドのアカウントを見て、気になったものは保存したりしています(笑)。最近は時間が空いた時などにスタイリストさんに教えてもらったショップをまとめて回ったりしていて、代官山、表参道、原宿、渋谷辺りのセレクトショップを中心に立ち寄るお店が徐々に増えてきています。

関西出身のSIRUPさんですが、東京という街についてはどんな印象を持っていますか?

東京は、色んな人やモノが集まっている街ですよね。僕は楽曲をつくる時に、人間の感情からインスパイアされることが多いのですが、東京というのはまさに感情が渦巻いている街ですし、さまざまなジャンルの人たちとコミュニケーションを取る中で刺激を受けることは多いです。あと、東京にいる時は仕事モードになっているということも大きいのですが、やはり流れる時間の速さというのは感じますね。それもあって最近は、リラックスするためにオフになるとわざわざ神戸などに出掛けることも増えています。

今後のライブやリリースの予定などを教えてください。

年末に東京と大阪のZeppで公演がありますが、この規模で単独ライブをするのは初めての経験なので、今からとても楽しみです。最近は、アーティストとして表現できることの幅が広がってきている実感もあるので、会場演出なども含め、今の自分にどんなことができるのかということをしっかり考えていきたいですね。あとは、新しい曲もどんどん作っているので楽しみにしていてください。

最後に、今後アーティストとしてチャレンジしてみたいことなどがあればお聞かせください。

今の自分の表現は、世界的にも増え始めているサウンドと共鳴する部分が多いと感じているので、今後は海外での活動を加速させていきたいですね。そこには、これまでにはなかった新しい体験があるはずなので、ゆくゆくは海外でライブをしたり、フェスに出るということが自然にできるようになったらいいなと思っています。

Official night Party Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S (Oct. 19 / Entertainment space″WOMB″) Photo by Hideyuki Uchino

Interview by Yuki Harada

Go to Top