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OCT. 08, 2020

初参加ブランドアンケート|AIVIDIC STUDIO アイヴィディック ステュディオ

AIVIDIC STUDIO アイヴィディック ステュディオ

AIVIDIC STUDIO

Designer

品牌创始人 李建春
Li Jian Chun(Jeason Lee)

Category

Men’s / Made To Measure & Ready To Wear, Shoes, Bags, Hats, Accessories and others

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

好きな絵画を専攻していましたが、大学ではファッションデザインと生産を専攻することにしました。
特に世界のファッションの歴史に興味を持ち、スタイリングの変遷を研究することでデザインを好きになりました。
最初の仕事ではデザイナーのアシスタントから始め、やがてはブランドディレクターになりました。
AIVIDIC STUDIOのブランドのカウンターパートナー兼ブランドディレクターである私にとっての望みは、国内消費者のグレードアップです。
特に高学歴で、より高いビジョンを持ち、よりグローバルな美意識を持った80年代生まれ以降の世代の高品質なニーズを満たしたい。
AIVIDIC STUDIOブランドの国際的なスタイルは、既存の市場とは良いギャップが有ります。
ですが、中国の新中産階級の排他的属性を持つ市場、チャネル、操作などに影響を与えています。
ブランドのその後の開発のために、差別化されたポジショニング確立を狙っています。

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?

西洋の服飾文化の歴史的産物である洋服に、東洋美学を加味し、新しいスタンダード服として体現させたいと思っています。
提案したいのは品位ある独立心の有る男性です。”

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?

多趣味な友人達との交流から、創作のインスピレーションを受けることが多いです。
毎季企画コンセプトは異なります。

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?

SPA直営店を中国国内に15店舗展開しています。
お客様がストレスから解放されてショッピングをする一刻を提供する為に、100㎡以上の空間を確保するようにしています。
知的な職業の教師や研究者や、フリースタンディングの弁護士などの比率が高いです。

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?

90年代のファッションブランドやカルチャーが好きです。
それぞれのブランドのスタイルがより明確になっていて、山本耀司のオリエンタルな禅、DIORの絶妙なエクセレンス、GIORGIO ARMANIのエレガンスなど。
これらのブランドの個性的な哲学や、最前線のデザイナーのスタイルが好きです。

2021 S/Sについて

―Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 S/Sへの参加の動機は?

世界に名だたる「Rakuten Fashion Week TOKYO」への参加は、長年の私の夢の一つでした。そして世界ブランドを目指す、我々チームの挑戦の第一歩でもあります。

―2021 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

2021春夏は、コロナ後における、私の友人達が持つ幾つかのライフシーンの変化から、スタイリングを組み立ててみました。

―ショーもしくはインスタレーションの構想を教えてください。

2021春夏コレクションのデジタルインスタレーションでは、丁寧なモノつくりや素材選択の良さをご理解いただけるよう心掛けました。
結果的にですが、ラグジュアリーブランドやイタリアンクラシコなどが使用する縫製加工工場やテキスタイルを、我々も多用する事となりました。

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

私の洋服哲学と培った東洋美を更に昇華させたいと、日々研鑽いたします。
基幹ブランドAIVIDIC・STUDIO系列をもって日本メンズセレクトショップから高い美意識を学びます。
今2020夏秋からはmade-to-measure系列を加え、近い将来の目標は現在のトレンドを取り入れたAIVD系列を発信させます。

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?

エキサイティングであり、上海同様の人口で有りながら、各街ごとに独特の文化や生活感の違いが顕著で、それでいて一定の質感を持っています。
このようなTOKYOに比較できるメガポリスは、世界中にも無いと思っています。

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

「代官山」この界隈の生活者の美意識と、個性を主張する服装店の共存。
「丸の内」生活感の少ない簡潔な街で、完成度の高いビジネスシーンを提案する服装店のギャップ。
「原宿」この界隈は幾つもの異なるスポットが主張の鬩ぎ合いをしていて、その混沌が私のクリエイティブ感情を揺り動かします。

―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。

最近の私は、TEAM WANGの店舗、小売モデル、ビジュアルデザインを比較するのが好きです。
そして、個人的に何点か購入したことがある勝川英一さんのH.KATSUKAWAですが、伝統的なトーンの中に新鮮さがあり、ファッションの言葉遣いもAIVIDIC STUDIOと非常にマッチしていて、歴史の一部を捉え、それを現代的な美学で再現しています。

新型コロナウイルスについて

―新型コロナウイルスの発生により、ブランドやデザインで変化したことを教えて下さい。

最初に消費者意識が変化しました。
我々には元来からも通勤カジュアル的な嗜好の顧客が多かったのですが、更に上質で品が有る佇まいを求める傾向が強くなりました。
購買方法の選択肢として、オンライン購買を加える求める声も有ります。

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