Pickup
FEB. 14, 2014

初参加ブランドアンケート / Linden <LAFC>

Los Angeles Fashion Council

Brand / Designer

Linden / Jennifer Lynn

Category

Contemporary Women’s / Clothing

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

13歳の時から、外見を通じて、ストーリーを語ることが大好きでした。
最初は、言葉を視覚的なコンセプトに置き換える衣装デザインに強い興味を覚えましたが、最終的には、そうしたアイデアを毎日の衣類に当てはめていくことの方がもっと楽しいと感じるようになりました。監督ではなく私のビジョンにリードされて、俳優ではなく普通の人々の視覚的表現を決定づける洋服を作ることに満足感を見出したのです。内なる感情を外に表現するということが好きで、服によって着る人に力を与えられるのは素晴らしいことだと思います。

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか

Lindenは環境に配慮したブランドで、女性に自信を与えることが目標です。服はボディコンシャスでありながら美しく見せ、あらゆる体型の長所を引き出します。Lindenの服には、ディテールにレザーが使われていることが多く、斬新でありながら、身近な印象も与えます。レザートリムのトップスやボトムスは時を選ばず、いつでも着られて、着ている者をわくわくさせます。

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?

本や映画、アート、音楽からインスピレーションをよく得ています。ミュージアムやコンサートに足を運んだり、映画を観たり、本を読んだりしてインスピレーションを得るようにしています。経験が頭の中で衣服に形を変え、そこでインスピレーションが何であったか分かることもあります。こうしたコンセプトは、しばらく寝かせて熟成させます。その後、ようやく机に向かってコレクションを紙の上にスケッチしていきます。

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?

現在のところ、インターネットではなく実店舗で扱われています。メインストリームではないブランドを扱うブティックです。アメリカ製の環境に配慮した製品に関心のある消費者が多いですが、次の流行をいち早く取り入れようとするトレンドセッターもいます。

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?

アーバンカルチャーに必要な実用性に魅了されることが多いです。着心地よくそれでいてスタイリッシュな服、動きやすさとセクシーさを両立させた服を着るのが好きです。小さい頃からアートに非常に強い関心があったので、視覚芸術のアーティストから影響を受けることが多いのです。ヘルムートラング、プラダ、モスキーニ、ヴィンス、エルザ・スキャパレッリなどのブランドからも長年強い影響を受けています。あえて大胆な素材を使い、流れるようなラインでスタイリッシュなものを作るブランドや、コレクションの中に皮肉交じりのメッセージが込められているようなブランドも好きです。

2014-15 A/Wについて

―MBFWT 2014-15 A/Wへの参加の動機は?

Los Angeles Fashion Councilの一員として、MBFWTで作品を披露する機会に恵まれました。ファッション文化の中心でショーをできることに興奮を覚えています。日本にはずっと行きたいと思っていました。ファッション・ウィークの舞台に立つことができる上に東京にも行けるというのは、まさに夢のようです。

―2014-15 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

2014-15 A/Wシーズンのコンセプトはロサンゼルス・カウンティ美術館で最近開催された美術家ジェームス・タレルの回顧展がベースになっています。「認識」と光と闇を感情的に経験することがコレクションの背景にあるコンセプトです。

―どのようなショーになりそうですか?

着る作品ごとにモデルを全く違う姿に変貌させたいと思っています。服をまとってステージに立ち、服を脱いで、次のドレスを着ると全く違う別人になっている、そんなステージを目指しています。

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

2014年末までに新たに50店舗オープンし、ブランド認知度向上にはずみをつけることが目標です。Lindenを通じて、環境に配慮しながらファッション性を追求できることを示していけたらと思っています。

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?

東京は大胆な消費者が集まる拠点で、物事を独自の視点で捉えるのが好きな人たちが集まっている場所というイメージがあります。

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

東京には行ったことがないのですが、東京のことが細かく書かれた日本の作家の本はたくさん読みました。本で読んだ東京を実際に体験できるのがとても楽しみです。公共交通機関に乗って、停車駅ごとに降りて、目の前に広がる都市を眺めたいと思っています。

―お気に入りもしくはオススメのショップ、スポットと、その理由を教えてください。

正直なところ、東京の見どころやお店、施設はほとんど知らないのですが、過去に読んだ本から、銀座や原宿、渋谷にとても興味があります。

Go to Top