初参加ブランドアンケート|MEIKING NG メイキン・ンー
Fashion Hong Kong
Brand
MEIKING NG
メイキン ンー
Designer
Meiking Ng
メイキン ンー
Category
Women’s Ready To Wear
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
私は小さな頃からアートとデザインを学びはじめました。ファッションは私の考えや感情を表現する唯一無二の方法です。他の方法やメディアでは見つけられないような平穏と快適をファッションが与えてくれるので、自然にファッションデザイナーになりました。
アントウェルペン王立芸術学院のファッション部門を2011年に卒業したあと、私は有名なパリのブランド、ギ・ラロッシュにシニアデザイナーとして加わりました。一定の実務経験を積んだ後も、パリの優雅さと芸術学院時代から育まれたデザイン哲学を大切に守っています。 現代的なレディスウェアのブランド – MEIKING NGを2015年に立ち上げました。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?
生活、特に都会に住む忙しい女性のクローゼットの中の限られた選択肢とスペースの生活に触発されます。彼女たちは人生の様々な役割において完璧でありたいと思っています。 そのため、リバーシブルで数通りの着こなしができるデザインによって彼女たちの選択肢を増やし、洋服への興味を高めるお手伝いをしたいと考えています。完璧であることは、完璧な女性が受けるに足る特別感とは別に内面の美にも外面の美にも気を配ることです。一方で、私は “ファッションと裏返しに着ることは正しいかそうでないかではなく、自分らしさを見つけることなんだ”と言いたいと思っています。人生のさまざまな役割において完璧になりたい、ロマンチックで繊細で都会的な女性たちのイメージです。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
身の回りの生活、人々との会話、映画、音楽、芸術、文学、色彩、建築。小説家のようにストーリーを組み立てたりテーマについて考えたりさせてくれ、いつでも触れることができて触発させてくれるものをいつも探しています。そして、生地を揃える前に因果的かつ直感的にたたき台を作ります。キーとなる生地と色が見つかった後、細部を手直ししたりスケッチします。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
現在、オーストラリア、シンガポール、香港、上海、北京で11の取引先に販売しています。私たちのフォロワーは、人生の様々な役割において完璧でありたいと願っている、ロマンチックで繊細、優雅で都会的な女性です。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
私はロマン主義とキュービズムに大きな影響を受けました。感覚と感性のようにそれらは非常に異なっており、私たち自身のスタイルをデザインして開発するために、コントラストの衝突と矛盾を与えてくれます。
Atsuro Tayama、Celine、Marni、Sacai、Delpozo、ADEAMなど、多くのブランドとデザイナーに感謝していますが、独自のスタイルを生み出し作るために、影響を受けないようにしています。
2018 S/Sについて
―Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/Sへの参加の動機は?
幼少の頃より映画、テレビ番組や漫画から日本の文化に触れ、親しみを感じています。 なじみのある東京で初めてコレクションをお見せできるのはとてもいいことだと思います。
―2018 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
20世紀初頭の、エレガントで高貴な釣りをする女性からインスパイアされました。1920年代の後期ビクトリア時代、釣りは、女性にとって人気のあるレジャーやスポーツの1つであり、女性たちはこのスポーツを通して個人の興奮と自身の自由を見出しました。フェミニストの成長と性格、自立心と自己意識が、釣りの楽しさと自由によって明らかになったのです。
―ショーもしくはインスタレーションの構想は?
優雅さというものを別の方法や感覚でお見せしたいと思います。鮮やかで蛍光色の色合いのスポーツ要素にビクトリア様式のシルエットとディテール、リラックスして、ウィットで活発な雰囲気とスポーティーな優雅さのイメージ。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
たくさんの目標があります。 まず、毎シーズン、新しくて面白いリバーシブル両面&マルチウェアブル構造のものを作りたいと思っています。
また、アイウェア、アクセサリー、バッグ、靴、さらにはアンダーウェアで製品の幅を広げて、コレクションのプレゼンテーションのためのより強固なイメージで全体の見た目を整え、ブランドのあらゆる側面をお見せしたいと考えています。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
東京は、日本全国の色々なスタイルが行き交い、集まるところです。原宿は挑戦的なスピリット、代官山は繊細なセンス、表参道はのラグジュアリーな雰囲気をみることができます。
―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。
私は東京タワーの最上階から見る景色が好きです。そこでは東京の全体像が見え、どのような暮らしが営まれているかを感じることができます。
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
私は日本の本屋が好きです。特に房屋書店TUTAYAが好きで、そこにある参考書にインスパイヤされています。私はまた、高島屋新宿店8階のATSURO TAYAMAが大好きで、買い物にいきます。