一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構（JFWO）は、JFWOが背負うミッション「世界に向けた新人デザ イナーの登竜門」を通して、今後グローバルにファッション業界で活躍が見込める新しい才能を育成・支援していくことを主旨とした新たなブランドサポートプログラムを、Rakuten FWT 2023 S/Sシーズンより発足しました。本プログラムではフィジカル部門とデジタル部門を設定し、2023年度のフィジカル部門JFW NEXT BRAND AWARD 2023には「FETICO（フェティコ）」が選定され、会期中にフィジカル発表を行いました。

今回グランプリを発表するデジタル部門においては、2022年8月29日（月）~9月3日（土）に開催されたRakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/Sシーズンにて、デジタルでコレクション発表をした全22ブランドのうち、動画による配信を行った19ブランドを対象に、去る9/15の審査会にて選定。発表コレクションに関する評価軸と、映像作品完成度軸の、大きく2つの観点による定性的評価、およびRakuten Fashion Week TOKYOオフィシャル YouTubeアカウント視聴回数（実施後一定期間における）から、審査員が厳正な審査を行い、初年度の「JFW DIGITAL GRAND PRIX 2023 S/S」は「MEGMIURA WARDROBE」に決定いたしました。

JFW DIGITAL GRAND PRIX 2023 S/S
「MEGMIURA WARDROBE」

©MEGMIURA WARDROBE 2023 S/S デジタル発表

デザイナープロフィール
三浦 メグ/Meg Miura

神奈川県横浜市出身。エスモードジャポン東京卒。Linda Atelier,YOICHINAGASAWAを経て独立。フリーランスデザイナーとして各クライアントワークを行い、2016年にMEGMIURA WARDROBEを 立ち上げ。21AWシーズンよりリブランディング。
JFW DIGITAL GRAND PRIX 2023 S/S 審査員 (順不同/敬称略)
デジタル部門の審査員には、映像ディレクターのvivision児玉裕一氏があらたに加わり、また、株式会社ハースト・デジタル・ジャパン エル・ジャポンからは、エルデジタルファッションエディター山田知里氏が参加。その他下記の審査員の皆様には、フィジカル部門に引き続き、デジタル部門の審査を行っていただきました。
『SULVAM』デザイナー 藤田哲平
『TOMO KOIZUMI』デザイナー 小泉智貴
毎日新聞社 学芸部 部長 出水奈美
株式会社 INFAS パブリケーションズ WWDJAPAN 記者 美濃島 匡

審査委員会選定理由
審査員共通の評価として、「コレクションを見せることについて受け手のことが考えられ、丁寧に制作されている」という点と「世代や性別を超えた表現方法」を評価し、決定に至りました。

「JFW ブランドサポート プログラム」
デジタル部門 支援内容

本プログラムでは、対象となるデジタル発表から1ブランドを受賞ブランドとして選定。

デジタル発表ブランド「JFW DIGITAL GRAND PRIX 2023 S/S」
■賞金:500,000円(税別・個人の場合は源泉した金額)
■審査対象:Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/Sへ参加され、且つ、本グランプリ審査に参加することに同意したデジタル発表ブランド
■審査方法:審査員による作品・表現方法(芸術性)などに対する定性的評価およびRakuten Fashion Week TOKYOオフィシャルYouTubeアカウント視聴回数（実施後一定期間における）
※支援内容詳細・発表予定等につきましては、変更する可能性がございます。

本プログラムに関するウェブページはこちら

デジタルでのコレクション発表がスタンダードとなり、ますます多様化、発展が予想されるなか、ブランドが表現の場として挑戦でき、またデジタル発表がより多くの方の注目・視聴につながっていくこともねらいとなっています。ぜひ皆様にもあらためてデジタル発表ブランドにご注目いただけたらと思います。フィジカル・デジタルを含むアーカイブ映像はすべて下記のYouTubeで公開しております。

引き続き、Rakuten Fashion Week TOKYOにご注目ください。