INSCRIRE アンスクリア

Designer

岡ゆみか
Yumika Oka

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

小学校から高校と朝から晩までバスケットに打ち込む日々でしたが、高３で引退したタイミングでファッション通信という番組で見る世界に憧れたのがきっかけです。ファッションのお仕事に沢山関わってきたのですが、自分の好きを形にして、お客様に洋服を楽しんでもらえたら幸せだなって、そんな単純な動機です。

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは？また、提案したい男性像・女性像はありますか？

私のモノづくりは、過去から学ぶことが多く、現代の人が着ても不自然にならないようフォルムや素材感を変えて落とし込んでいます。自分も過去に影響を受けてきたので、それと同じようにINSCRIREを見て何かを感じ、その中に未来に残せるものがあれば嬉しいなと思います。

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は？

VINTAGE SHOPや、本屋、映画、気候、道ゆく人から今の自分に必要な物だったりしますが、一番は素材との出会いがコレクションイメージを膨らせます。

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか？

ブランドのファン
ファッションを好きな方が多いです。皆さんご自身のワードローブにINSCRIREのお洋服を足して、オリジナルのスタイルで着こなしてくれています。ブランドとしてもシーズン問わず長く着られる服を提案しているので、何年も大事に着て頂いている方を見ると大変嬉しいです。

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは？また、その理由は？

原点はアメカジです。その中でもRALPH LAURENは自分にとってのアメカジの代名詞的なブランドだと思っています。どんな時代でもワードローブにあり、万人に愛され続けるスタンダードなアイテムとライフスタイルは憧れでした。

2023 A/Wについて

―Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 A/Wへの参加の動機は？

国内外で、よりたくさんの方にINSCRIREを知ってほしいという思いから参加させて頂きました。

―2023 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

TRANSFORM 手持ちのクローゼットのアイテムにINSCRIREのアイテムをプラスすることで違ったイメージに変える、レイヤードスタイルの提案。

―ショーもしくはインスタレーションの構想を教えてください。

シンプルに、洋服を見せたい。INSCRIREは、みんなのクローゼットのような身近な存在でいたいのでライブ感のあるショーにしたいと思っています。

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

ブランドの世界観を直で感じてもらえる、お店の出店が目標です。

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか？

いろんな人が行き交う、活気に溢れる街。

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

青山、銀座あたりでしょうか？メイン通りは、ビルやショップが立ち並び活気があるけれど、一本路地を入ると人けが減りホッとする通りがありお店がポツポツとある感じが好きです。

―お気に入りもしくはオススメのショップ（ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず）、施設、スポットなどを教えてください。

青山学院大学の横の喫茶店。蔦珈琲店は、打ち合わせの合間に行くのですが、美味しいコーヒーを飲みながら緑が見え、落ち着く空間です。

SDGsへの取り組みについて

―ブランドでの取り組みや挑戦したいことを教えてください。

全てにサステナブルな服を作るのは、とても難しいことだと思います。自分に出来ることとして考えた時、ゴミの焼却を減らす事が出来たらと思います。つくる責任として、素材、デザインが長く使えるものなのか。。。着る人に大切に使ってもらえるように、何十年先にヴィンテージとして残せるような物作りをしたいと思っています。また、ゴミ箱行きになってしまう現代では美的感覚の合わなくなった服や生地などを新しく作り替えモダンに昇華させる”RE WORK COLLCTION”に挑戦してみたいです。ただ捨てるではなく、もう一度命を吹き込むというか、再生させる活動ができたらと思います。

初参加ブランドアンケート｜INSCRIRE アンスクリア