生成AI×人が共創する新時代のファッションデザインコンテスト「TOKYO AI Fashion Week – 2025 S/S Contest」最優秀賞および優秀賞のお知らせ
「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 S/S」のスペシャル関連イベント「TOKYO AI Fashion Week」の一環として行われたファッションデザインコンテスト「TOKYO AI Fashion Week – 2025 S/S Contest」(主催:株式会社OpenFashion)は、生成AIを活用するクリエイターの才能を多くの人に知ってもらうことを目的のひとつとして開催し、2回目となる今回も多くの方にご参加いただきました。
本コンテストは今年8月より約3か月にわたり開催。世界中から集まった生成AIを活用した作品の中から、最終審査に進んだ155作品に対して一般投票と審査員による投票を行い、最優秀賞と優秀賞の全3作品が決まりました。
特別審査員としてファッションディレクター 小湊 千恵美氏、WWDJAPAN編集長 村上 要氏、そしてJFWO事務局長の古茂田 博も参加した、同コンテストの結果を発表します。
「TOKYO AI Fashion Week – 2025 S/S Contest」結果発表
■最優秀賞
「WHITE PEACOCK [白孔雀]」
metronovon
【審査員コメント】
「白一色の世界。あたかもブランドクリエイティブディレクターがニューコレクションを発表したかのようなリアルな世界観を表現。
コンセプトを見事に具現化し力量を感じる作品。」
(JFWO事務局長 / 古茂田 博)
■優秀賞
「Metropolitan Couture(メトロポリタン・クチュール)」
Creator Name: やまちゃそ
【審査員コメント】
「 「リアルに制作・撮影することが難しい」や「リアルより意味のあるモノが生み出せる」「人的、時間的、金銭的コストが圧倒的に低い」などがAIを用いる価値だとしたら、この連作は、まさに正しくAIを活用しているのではないか?と思う。」
(WWDJAPAN編集長 / 村上 要)
■優秀賞
「東京衣家飾AI図屏風 / 令和琳派」
Creator Name: 酒井 聡
【審査員コメント】
「「未来のクラシックを創る」というテーマに対し、温故知新的な解釈とコンセプト設計が明確。衣服を工芸と融合し、家具やインテリアを含めたトータルデザインとしてアウトプットした点を評価。さらに、屏風のような絵画として描いたり、近未来的な街のヴィジョンに投影させたりと、ヴィジュアルの見せ方の工夫も見られ、細部まで完成度の高い作品。」
(ファッションディレクター / 小湊 千恵美)
■特別審査員(50音順・敬称略)
ファッションディレクター / 小湊 千恵美
JFWO事務局長 / 古茂田 博
WWDJAPAN編集長 / 村上 要
◆OpenFashion代表 上田徹 コメント
AI技術は、クリエイターが自らのビジョンをより自由に表現するための強力なパートナーであり、インスピレーションの源泉です。実際に、今回のコンテストで初めて導入した「30種類のAIアドバイザー(※)」も多くの参加者に積極的に活用いただきました。将来的には、参加者がAIの力を最大限に活用し、新たなデザインの可能性を追求できる場として、さらにこのコンテストを成長させたいと考えています。ファッションとAIの融合によって新しい価値を創出し、グローバルな舞台で活躍できる次世代のファッションリーダーを育成も含め、今後もファッション業界を中心とした生成AIの活用に尽力し、牽引してまいります。
※30種類のAIアドバイザー詳細:
https://tokyoaifashionweek.com/pages/2025ss-ai-advisor
最終審査に進んだ155作品は、下記のコンテスト結果発表ページより全てご覧いただけます。ぜひ人と生成AIによって生み出されたデザインの可能性を感じていただくと同時に、お気に入りの作品を探してみてください。
https://tokyoaifashionweek.com/pages/2025-ss-votinglist
※「TOKYO AI FASHION WEEKⓇ」は、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構の登録商標です。