Pickup
MAR. 10, 2014

初参加ブランドアンケート / Together <LAFC>

Los Angeles Fashion Council

Brand / Designer

Together / Lily Chehrazi and Benedict Barrett

Category

Contemporary Women’s & Unisex / Clothing

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

リリーは幼い頃からファッションデザインに興味を持っており、一方のベネディクトは13歳の頃から写真家として主にオルタナティブ・プロセスの作品を創作していました。私たちは異なる色彩、スタイル、文化、そして人間でいることの素晴らしさを深く愛し、大切にしています。私たちにとって、アートと洋服は私たち自身を個性豊かに表現するものであり、「着るアート」をみなさんに提供したいと思っています。色や美しさからはいつも幸せをもらっています。この幸せを広げていければと思っています。

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか

人間と自然をひとつのものに調和させたいという思いからTogetherを立ち上げました。リサイクル生地にとてもリアルな写真をプリントすることで、洋服の買い方や洋服を買う理由に対する新しいパラダイムとなる科学とテクノロジー分野の発明を世界に知ってもらえればと思っています。Togetherのロゴは、ファンキーな2匹の鯉が泳いでいるものですが、これは、Togetherは私たち二人が協力してデザインしていることを表しているだけでなく、お客様とともにサスティナブルなファッションを一緒に作り上げているという新たなパラダイムも表現しています。2匹の鯉の形は、陰陽道の太極図が元となっています。

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?

カリフォルニアの自然と世界中の美しい場所で得た経験からデザインしています。写真と光を用いて自然を表現し、感情を刺激するような「作られた」景色を作り上げています。また、私たちはとにかく「カワイイ」もの、神聖なもの、幻想的なものからも大きな影響を受けています。美しいものを見つけられないのは、一生懸命探していないからではないでしょうか。身の回りの全てに感謝し、感化されながら生きるように心がけています。

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?

Together-Clothing.Comのほか、Spring(※英国の運送会社)経由で一部の限定ショップの注文に対応しています。ショップの名前は、まだしばらくは匿名にしておきたいと考えています。

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?

Alexander McQueen、イッセイミヤケ、Vivienne Westwoodなどが大好きです。日本文化やデザイン、世界中の多種多様な生地からも大きな影響を受けています。

2014-15 A/Wについて

―MBFWT 2014-15 A/Wへの参加の動機は?

日本の皆さんや日本文化と私たちとの間につながりを感じたからです。私たちの洋服や信条には日本人の考え方と通じるところがあります。日本でコレクションを発表することはリリーのかねてからの夢で、今回の機会をいただけたことは恐れ多い半面、大きなやりがいも感じています。また、リリーは、以前メルセデス・ベンツファッションウィークニューヨークでスタッフをした経験があり、そのときから、いつか自分のコレクションを発表したいとずっと思っていました。

―2014-15 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

ハイテク・アクティブ・グラマー・ウェアー(High Tech Active Glamwear)
着心地にこだわりました。私たちの服は「着るアート」、着る人をゴキゲンにしたいと思っています。自分たちの着る服がどこからやってきて、そして何からできているのかに興味を持つことはいいことだと思います。

―どのようなショーになりそうですか?

大きなリサイクルポリエステルを使用した繊維への写真のプリント、逆光、高解像度。今回もこれからも同じです。

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

世界に進出し、サスティナビリティと色彩について問題提起する!!

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?

東京は、ファンクやアートを大切にしながらも、あらゆる媒体において心のこもったデザインを考え、作り上げることに長けた人が集まっている場所。伝統や禅の文化に現代のアバンギャルドなスタイルも同時に取り入れていて、こんな都市は今の時代でも過去の時代でもそうないと思います。

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

高円寺。とてもファンキーで、若い才能であふれているからです。ショップやブティック、クリエイターは地域に根差していて本物が集まっています。

Go to Top