サウジアラビア王国・リーマ王女からのお手紙
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)では、今年2月、サウジアラビア市場に向けて、日本のファッションの魅力を伝えるテストマーケティング事業として「クリエイティブ・ジャパン ファッション・フェア(CREATIVE JAPAN Fashion Fair)」を実施し、高い評価を得て終えることができました。
会場となった「ハーヴェイ・ニコルズ・リヤド」のオーナーでもある、サウジアラビア王国のリーマ王女とは、本事業をきっかけにご縁ができ、この10月の「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」に来日される予定でしたが、重要公務のため、中止されることとなりました。
リーマ王女も、今回の来日を楽しみにされておられただけに、とても残念がられ、そのお気持ちを綴られたお手紙がJFWO理事長 三宅正彦宛に届きました。
以下にご紹介させていただきます。
<原文>
Dear Mr. Miyake
I hope this finds you well and it is with much regret that this letter is drafted. I would like to apologise but, due to an official appointment in Saudi Arabia, I am no longer able to attend the Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO next month. I was most looking forward to coming to Japan and meeting the teams involved, but this official meeting means I have no choice but to cancel the visit. However I do hope you will allow me to participate in next year’s show instead.
I would be grateful if you could convey my sincere support to all the participants and designers and also my hopes that the event will be a great success.
I would also like to reiterate my desire that the friendship between Japan and The Kingdom of Saudi Arabia will continue to grow, and to set out that I am pleased that one of the elements for such friendship can be expressed through fashion and creativity.
Many thanks again for the opportunities and I look forward to communicating again in the near future.
With thanks and kind regards
Reema Bint Bandar Al Saud
<和訳>
親愛なる三宅 正彦様
この度は、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」にご招待いただきまして、誠にありがとうございます。大変光栄に存じております。
本来ならばすぐにお受けするところではございますが、サウジアラビアの公務がございまして、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」への訪問を断念せざるを得なくなりました。このようなお返事を差し上げることは大変心苦しく、申し訳なく思っております。来年のファッション・ウィークには是非とも訪問させていただきたいと願っております。
参加デザイナー及び関係者の皆様へ、心からの応援の気持ちをお伝えするとともに、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」の大きなご成功を心よりお祈り申し上げます。
改めまして、日本とサウジアラビアとの友好関係がますます発展し続けることを心から願っております。また、そうした良好な関係を、ファッションやクリエーションを通して表現できることは、私にとってもこの上ない喜びと感じております。
大変ありがたいお話をお断りすることとなりまして、誠に申し訳ございません。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Reema Bint Bandar Al Saud