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JUL. 30, 2015

tokyoeye 2016 | 「レクレルール」アディダ氏によるアドバイス・セッション開催

個別のアドバイス・セッションの様子

個別のアドバイス・セッションの様子

日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が、独立行政法人中小企業基盤整備機構が行う補助事業を活用し、海外進出を目指す中小・新進のファッションブランドを支援する「tokyoeye(トーキョーアイ) 2016」プロジェクト。
7 月13 日~18 日に、フランスよりセレクトショップ『L’Eclaireur(レクレルール)』のオーナーであり『TRANOI(トラノイ)』のオーガナイザーも務めるArmand HADIDA(アルマン・アディダ)氏を招聘し、参加ブランドへの個別アドバイス・セッションと合同レクチャーを実施しました。

厳しい選択眼でレクレルールを世界有数のセレクトショップに育て上げ、現在はアジアなど各国のファッション振興プロジェクトに専門家として招聘されることもあるアディダ氏。面談では時に厳しくデザイナーを叱咤激励し、持参したコレクションの過半数を「海外展示会でブランドの強みを訴求するには、商品の絞り込みが必要。せっかくだが、これらの商品群はヨーロッパには持ってこない方がいい」として、ブランド側に発想の転換を求めるような場面もありました。

アディダ氏は「参加ブランドに厳しいアドバイスをしたのは、現在の世界のファッション市場が非常に厳しい競争にさらされているためです」とコメント。
「参加社が今回のアドバイスを元に商品を改良し、海外市場にも食い込めるように願っています。今回のプロジェクトを通して、ユニークな素材の開発やプリントに長けた若い日本ブランドを発見することができたのは、自分にとっても貴重な経験でした」と、参加ブランドの今後の活躍にも期待を寄せました。

海外専門家から商品企画やビジネス面でのアドバイスを受けて商品の開発・改良を行う当プロジェクトでは、6月と7月に実施した海外専門家とのアドバイス・セッションを経て、参加ブランドの一部が10 月2日~5日にパリの『TRANOI FEMME』に出展し、海外バイヤーの評価を得ます。また、10 月末にはパリよりコンサルタントのCindy HO (シンディ・ホー)氏を招き、全社へのフィードバック面談を行います。

 

■招聘専門家について
Armand HADIDA(アルマン・アディダ)
『L’Eclaireur (レクレルール)』オーナー
『TRANOI(トラノイ)』オーガナイザー
1980 年にパリにセレクトショップ『L’Eclaireur(レクレルール)』を設立。エッジィなラグジュアリーブランドを各国から発掘して紹介し、同ショップを世界のトレンドを牽引する、業界の最有力ショップへと育て上げた。現在、パリに7店舗を展開、新たな魅力的なブランドを精力的に発掘している。2004 年からパリの有力ファッション展『TRANOI(トラノイ)』のオーガナイザーに就任。規模を拡大しながらも厳格な審査で知られるTRANOI は、各国のバイヤーが真っ先に訪れる重要な展示会となっている。

 

■問合せ先
伊藤忠ファッションシステム株式会社内
tokyoeye 2016 プロジェクト事務局
担当(竹澤): tokyoeye@ifs.co.jp

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