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OCT. 23, 2017

AmazonFWT 2018 S/S | 2018 S/S 会期レポート

昨日、Amazon Fashion Week TOKYO 2018S/Sが閉幕しました。
渋谷ヒカリエ、表参道ヒルズを主会場に、10月16日(月)~22日(日)の会期で開催し、コレクション発表55ブランド及び関連イベント30以上が実施されました。
初日には、Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/Sオフィシャル・アンバサダーに就任した冨永愛さんが「DESIGNART 2017」オープニングセレモニーに登壇するなど華やかなスタートを切りました。また期間中、冠スポンサーのAmazon Fashionが、日本で活躍するデザイナーにグローバルな基盤を提供し、コミュニティを継続的にサポートするプログラム「Amazon Fashion “AT TOKYO”」がさらに拡大・充実し、世界的なグローバルブランドが参加するなど、大盛況のうちに幕を下ろしました。

1.来場者数

■主催イベント
2万500人
・参加ブランド(55 ブランド)*スペシャルプログラム「Amazon Fashion “AT TOKYO”」5ブランドを除く

■JFWO共催&後援イベント
2,500人
Amazon Fashion Week TOKYO×ELLE「THE PARTY」
Tweed Run Tokyo 2017(雨天のためイベント内容を変更して実施)
DESIGNART 2017オープニングイベント
TOKYO FASHION AWARD 2018 受賞者発表式
FASHION PRIZE OF TOKYO 2018受賞者発表式
*関連イベントとして30以上の展示会、街との取り組み、小売店との連携などの企画が開催されました。(10月22日12:00時点)

2.今回のポイント

(1)イベント全体の盛り上がり
会期7日間で、55ブランド(海外ブランド9、初参加21ブランド)が参加。グローバルで活躍するブランドから新人まで幅広い層の参加が目立ち、日本のファッションの層の厚さを改めて発信することができました。また、今回は、デザイン・アートフェスティバル「DESIGNART 2017」との連携による渋谷・原宿・青山エリアのインテリアショップやギャラリーの参加や、公式会場の渋谷ヒカリエ、表参道ヒルズをはじめ、近隣エリアを中心としたカフェ&レストラン約40軒が参加した「AmazonFWT PARTNER CAFE & RESTAURANT」企画の実施など、一般への訴求、エリア拡大など、より一層の活気を印象づけることができました。

(2)一般参加
前シーズンからの強化施策として、一般の方の本イベントの認知向上を目指した参加できるコンテンツの充実を継続的に実施。これまでのオープニングレセプションとは志向を変え、「DESIGNART 2017」オープニングイベントを一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)の後援企画とし、どなたでも参加できる「PechaKucha Night(ぺちゃくちゃナイト)」(※)及びセッション(交流会)を実施しました。また、会期後半20日(金)には、公式会場の表参道ヒルズ内のレストランにてAmazon Fashion Week TOKYO×ELLE「THE PARTY」を開催し、一般招待客約200名が参加。トークショーには、初日にコレクション発表を行ったGROWING PAINSのデザイナー ユリアさんが登場し、コレクションの話題など集まった方々にファッション・ウィークの存在をより身近に感じてもらいました。
(※) PechaKucha Night (ぺちゃくちゃナイト)
20枚のスライドを1枚につき20秒ずつプレゼンテーションする東京発で、現在、世界1000都市以上で開催されるイベントです。

(3)国際化の継続的推進
・Asian Fashion Meets TOKYOとして、3年目を迎え、アジアのハブとして東京が定着しました。今シーズンは、タイ、フィリピンの2カ国より参加。フィリピンのショーには、次世代の日本人モデル発掘プロジェクト「Debutant Model Project」から選出されたモデルが数名出演し、ショー後の囲み取材では、AmazonFWTオフィシャル・アンバサダーの冨永愛さんが応援に駆けつけるなど、国際交流の場として発信力が強まりました。
・その他 香港のファッションデザイナーやレーベルが世界のファッションの舞台で活躍できるようにサポートするために香港貿易発展局が立ち上げた海外プロモーション・イベントのプラットフォームFashion Hong Kongや、カナダ バンクーバーファッション・ウィークからGlobal Fashion Collective presented by VFWの初参加などが話題となりました。
・海外からのインフルエンサー、バイヤーの誘致を積極的に行い、今回は、海外ゲスト12人を誘致(追加ゲストはこちら)。

(4)デザイナー支援推進
・世界をフィールドに活躍するポテンシャルの高い東京の旬なブランドを選定表彰し、海外での展開をサポートする「TOKYO FASHION AWARD」が4年目に突入。さらに、すでに国内外で知名度のある東京のファッションデザイナーを1組選定、表彰し、パリでのファッションショー形式のコレクション発表をサポートするプロエジェクト「FASHION PRIZE OF TOKYO」を新設。TOKYO FASHION AWARDより1ステップ進んだファッションプライズとして発展させました。
・世界での活躍が有望視される若手の新鋭ファッションデザイナーに贈られる「DHLデザイナーアワード」は、5-knot(10 月19 日)が受賞。

(5)業界支援・活性化テーマ
・Made in Japanの日本の優れたものづくりに対する認証プロジェクト「J∞Quality」の一環として、すでに認証されている商材の中から特に優れた製品を選出し、「J∞Quality100選」として展示会を実施。
・経済産業省 資源エネルギー庁協力のもと、ファッションを通じて省エネ意識促進をねらった「SAVE THE ENERGY PROJECT」の継続。10月16日 DESIGNARTオープニングイベント内、「PechaKucha Night」に参加し、本プロジェクトの過去の実績などをプレゼンテーションしました。
・キャンペーン・フォー・ウールとハースト婦人画報社により、アワード受賞作のドキュメンタリー映画「Slowing Down Fast Fashion」のジャパン プレミアを実施。世界のファッション商品の生産背景やアパレル産業の現状を紹介し、生分解性、埋め立て地問題、安全性に関する利点と問題点を取り上げた同作品を渋谷ヒカリエ 8F COURTで上映し、一般来場者にも自由に視聴いただきました。

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