KOCHÉ 2019 A/Wコレクション
株式会社江戸ヴァンス×中伝毛織株式会社が製作に関わったショーピースが登場

2月26日（火）にKOCHÉ（コーシェ）がパリにて2019 A/Wコレクションのショーを開催し、株式会社江戸ヴァンスと中伝毛織株式会社が協力したショーピース（7素材11型）が発表されました。

高付加価値のあるものづくり技術を強みとした日本の縫製工場を中心に「テキスタイルから縫製まで一貫した生産」を実現するための新たなサプライチェーンを構築し、日本に本社兼工場を構える各企業が連携するプロジェクトの一環として実施された取り組みです。

一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構（JFWO）は、今回、デザイナーと江戸ヴァンス・中伝毛織のマッチングを行いました。

今回の取り組みについて

株式会社江戸ヴァンス 代表取締役　大貫 忠臣、南保 貴洋
「今回の取り組みにより、弊社が主導し日本国内においてテキスタイルから縫製まで一貫して提供できる仕組みを強固に構築する予定です。海外のアパレルブランドと日本の二国間取引で生産を完了させることが可能となり、納期の短縮や輸送コストの圧縮、管理業務の効率化などが実現し、イタリア素材やイタリア及び東欧の縫製工場に対する競争優位性の確保につながると考えています」

中伝毛織株式会社 取締役副社長 中島 君浩
「デザイナーChristelle 女史とは、昨年9月のパリコレクションで一度開発素材を使用して発表を行っているため、今回のパリコレクションでは、さらなる高級感のあるウール素材やハイブリット素材（異素材の組合せ、特殊加工技術や革新織機による素材）を共同開発できました。今回のプロジェクトでは日本素材のクオリティの良さをあらためて知ってもらう事、NAKADEN　KEORIという日本のテキスタイルメーカーの知名度を上げる事、日本には世界の2大毛織物産地の１つと言われる尾州産地がある事を知ってもらうなどを目的としています」

なお、Amazon Fashion Week TOKYO 2019 A/W会期4日目、3月21日（木・祝）に行われるKOCHÉのコレクション発表にて、パリで発表されたショーピースも披露される予定です。