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JUL. 26, 2022

一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構主催 ブランドサポートプログラム「JFW NEXT BRAND AWARD」初年度受賞ブランド発表

一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、Rakuten FWT 2023 S/Sシーズンより、新たなブランドサポートプログラムを発足致しました。本プログラムは、JFWOが背負うミッション「世界に向けた新人デザイナーの登竜門」を通して、今後グローバルにファッション業界で活躍が見込める新しい才能を育成・支援していくことを主旨としています。
フィジカル発表の受賞ブランドへは年間を通してサポートを行うことで、ブランドの成長およびグローバルな認知向上のチャンスを広げ、デジタル発表についてはさらなる発展が予想されるデジタル上の表現方法の挑戦へとつなげることで、それぞれの受賞ブランドが次のステージへ前進する機会となることを目指します。

尚、各部門の名称はフィジカル部門_「JFW NEXT BRAND AWARD」、デジタル部門_「JFW DIGITAL GRAND PRIX」に決定致しました。
去る6/14の審査会にて、デザイン性、独創性、将来性、市場性、完成度の観点から厳正な審査を行い、下記の通り初年度のフィジカル部門支援ブランドが決定致しましたのでここに発表致します。また、ショー終了後、授賞式および受賞デザイナーへ取材いただける機会を予定しておりますので、後日改めてご案内させていただきます。
※それぞれ年度およびシーズンが記載されます。
※デジタル部門受賞ブランドについては会期後9月末頃に発表を予定しています。

JFW NEXT BRAND AWARD 2023 審査員 (順不同/敬称略)
『SULVAM』デザイナー 藤田哲平
『TOMO KOIZUMI』デザイナー 小泉智貴
株式会社ハースト・デジタル・ジャパン  エル・ジャポン ファッション エディター 高倉由紀乃
毎日新聞社 学芸部 部長 出水奈美
株式会社 INFAS パブリケーションズ WWD JAPAN 記者 美濃島 匡

審査委員会からのコメント
一見してわかる独自のブランドアイデンティティや女性像が確立されており、またその個性を表すための独特な素材使い・技術に見合った高い完成度を持ち合わせている。コレクション1つ1つの強さがあり、ショー形式で表現することに大変期待が持てる。といった意見が多数あがり、満場一致にて「FETICO」に決定いたしました。

JFW NEXT BRAND AWARD 2023
FETICO(フェティコ)

発表スケジュール:8/29(月)12:00~ 渋谷ヒカリエ ヒカリエホールA

女性の造形美を強調する古典的なスタイルからインスピレーションを得て、その美意識や身体観を独自の視点で再構築し、相反する要素を重ね合わせながら ユニークで新しい女性の姿をデザイン。日本国内の繊維産地や職人との取組みで丁寧に生産されており、時を経て美しいヴィンテージウェアとして愛されるようなデザイン、ものづくりを心がけている。

デザイナープロフィール 舟山 瑛美/Emi Funayama

渡英後にエスモードジャポン東京校入学、2010年卒業。アパレル数社で経験を積んだ後、デザイナーの経験を積み、2016年からはクリスチャンダダのウィメンズデザインを担当。ブランド解散後、2020年にフェティコを立ち上げる。

受賞コメント
数多のブランドの中からFETICOを選んで頂き、大変光栄に思っています。ファッションショーの開催は、ファッションデザイナーを志した日からの憧れで一つの目標でした。ブランド立ち上げから6シーズンめのコレクションをRFWTにて発表できること、より多くの方にFETICOを知ってもらえる機会に感謝しています。FETICOの世界観を表現するのにベストな方達に、演出、スタイリング、ヘアメイクもご協力頂き、ブランドの熱量を感じて頂けるショーになると思います。ぜひ多くの方にご覧になって頂ければ幸いです。

フィジカル部門審査員特別賞
HAENGNAE / natsumi osawa


今回のサポートプログラムにノミネートされたブランドの水準の高さから、急遽審査員特別賞を設け、審査員の評価が高かったHAENGNAE(ヘンネ)と natsumi osawa(ナツミオオサワ)が受賞となりました。同2ブランドは会期中、公式会場である渋谷ヒカリエ8階CUBEにて8/29(月)~8/31(水)の期間コレクション展示を行います。
展示期間中に受賞デザイナーへ直接取材頂ける機会を予定しております。後日改めてご案内させていただきます。

HAENGNAE(ヘンネ)

ニューヨークの自由な表現力、日本の職人技術、ヨーロッパのオートクチュール技法、そして自身のアイデンティティを融合させ、唯一無二の洋服を展開する。誰かに受け入れられることを目的とせず、自愛精神を含めた「愛でる」哲学を大事にし、知性や勇気を持ちながら逞しく生きる「強きロマンチスト」のためのブランド。

デザイナープロフィール  アンナ チョイ/ anna choi

韓国国籍・日本育ちのデザイナー。ニューヨーク、日本でファッションデザインを学び、2017年文化服装学院在学中に神戸ファッションコンテスト特選を受賞。その後、特待生としてイギリスのノッティンガム・トレント大学へ留学。 Graduate Fashion Weekで発表したオートクチュールコレクションが注目を集める。自身のブランド立ち上げのため帰国し、2021AWシーズンよりブランドをスタート。

natsumi osawa(ナツミオオサワ)

デザイナーのパーソナルな視点で見た、日常の”出来事”や”美しいもの”から着想を得て、装うことの幸せや歓びの新しいかたちを提案。古着の着物をアップサイクルした1点ものや、日本の”絞り”から着想を得たハンドワークの技法を用いたオリジナルのテキスタイル加工やディテールが特徴。受注生産性で余剰在庫を持たず、アトリエを中心に1点1点大切に制作している。

デザイナープロフィール 大澤 夏珠/ Natsumi Osawa

文化服装学院ファッション高度専門士科卒業。卒業後アントーワープに渡り学生コレクションの制作アシスタント等を経験。帰国後は複数の国内デザイナーズブランドにてデザインやパターンのアシスタントをしながらcoconogaccoに通う。 2020年にInternational talent supportでファイナリストに選出されたことをきっかけに、本格的にブランドとしての活動を開始。

本プログラムに関するウェブページ

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