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MAY. 22, 2024

「JFW DIGITAL GRAND PRIX 2024」(デジタル部門)受賞者のお知らせ

一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が23年度に発足した「JFW ブランドサポート プログラム」のデジタル部門「JFW DIGITAL GRAND PRIX 2024」の受賞者が決定しましたので、ここに発表いたします。

デジタル発表は、人を集めることが出来なかったコロナ禍に、発表方法のひとつとして大きな需要があり、「時間や場所といった制約を持たずにコレクションを発表出来る」という、フィジカルとは一線を画したコンテンツとしてここ数年発展してきました。

本アワードを立ち上げた2023年度では、シーズン毎にデジタル発表で参加し、参加意思のある全ブランドを対象としていましたが、2024年度は、年間をかけて発表されたデジタル形式によるコレクション発表作品、および両シーズンに参加するブランドのプロモーション動画、イメージ動画といった形で対象を拡大。2024年度参加意思のあった21ブランドに対し、発表コレクションに関する評価軸と、映像作品としての評価軸の、大きく2つの観点による定性的評価をもとに、審査員が審査を行いました。

<審査員コメント>
デジタル(映像)での表現において、「コレクションを見せる」、「ブランドのイメージやコンセプトを伝える」という定義は満たしているものの、審査員全員が満場一致する様な、新たな挑戦、デジタルでの表現の発展につながるような、突出して高い評価を得る作品が見られなかった。

上記の総評を受け、審査員等による厳正な審査のもと、2024年度の「グランプリ」は該当者無しという結果となりました。

代わりに、各審査員から高得点を獲得した以下の4ブランドに対して、「特別賞」を設けることといたしました。

JFW DIGITAL GRAND PRIX 2024 特別賞(ブランド名ABC順)

FETICO (舟山 瑛美)
mintdesigns (勝井 北斗/八木 奈央)
RAINMAKER (渡部 宏一)
SHINYAKOZUKA (小塚 信哉/梶浦 慎平)

各受賞ブランドへは、25万円(税別・個人の場合は源泉した金額)の賞金が授与されます。

JFW DIGITAL GRAND PRIX 2024 審査員 (順不同/敬称略)
映像ディレクター vivision児玉裕一
『SULVAM』デザイナー 藤田哲平
読売新聞 東京本社 マリ・クレール事業室 マリ・クレール編集長 田居克人
毎日新聞社 学芸部 記者 小松やしほ
株式会社MATOIPUBLISHING “QUOTATION” エディター 関口究

本プログラムに関するウェブページ
https://rakutenfashionweektokyo.com/jp/topics/information/art_20230512_02/

【JFW DIGITAL GRAND PRIX 2024 特別賞受賞ブランド紹介】

FETICO
ショーでは見ることが出来ないバックステージやディティールなどを、複数のアングルや臨場感のある映像で織り込み、デジタルだからこその表現を活かして、コンパクトに世界観を表現していた。

2024 AW


mintdesigns
凝ったカメラワークや意外性のあるオブジェクトが入ることで、映像全体に動きが生まれている。
また、それらの演出が作品のデザインとの相乗効果を感じる。

2024 SS


2024 AW


RAINMAKER
コレクションを引き立てる空間演出と光の使い方。そしてデジタル発表を長く行っているブランドならではの安定感を感じられた。

2024 SS


2024 AW


SHINYAKOZUKA
フィジカルで行われたショーの映像を、ブランド独特の空気感を用いて「あとがき」的に表現しているところが良かった。 また、映像からショーの臨場感を感じられた。

2024 SS


2024 AW

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