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MAR. 02, 2023

初参加ブランドアンケート|Maison J.Simone メゾン・ジー・シモーヌ

Maison J.Simone メゾン・ジー・シモーヌ

Designer

ジュード・フェラーリ
Jude Ferrari

Category

Men’s & Women’s / Ready to wear, shoes, bags, hats

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

ハーバード大学と、パリの同等の学校を卒業した父は、ある日私にこう言いました。「ファッションのように、きみが本当に好きなことをすることもできるのに、なんで退屈なことをしたいの?」(私はジャーナリストになりたかったのですが)
当時の私にとって、ファッションは仕事ではなく趣味だったため、そのようなキャリア パスを考えることすらありませんでした。
父のおかげで、私は子どもの頃からアートと衣服を作成しています。父は私を認め、私が生まれてきた目的を果たすための力を与えてくれました。それはつまり、ファッションです。

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?

私はしばしば、自分の美学を「クロナッツ」と表現します。 パリのクロワッサンのエレガンスと、きらめくドーナツの奇抜さのミックスです。
私はMaison J.Simoneの衣服を身に着けている人に、大胆不敵だと感じてもらいたいです。 私の衣服はファッションに「不条理」と「ユーモア」をもたらしますが、エレガントさを残していて、「キッチュ シック」と言えます。
Maison J.Simoneのコレクションは、流動的でありながら構造化されたカッティングが特徴です。 シルエットは力強くカラフルで、オリジナリティとユーモアを備えています。

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?

私は、人々に深く影響を受けています。 人間はとても素晴らしくて面白い動物です。 カフェテラスで人間観察するのが大好きです。 ポップカルチャーや歴史的にクールなムーブメントなど、大衆文化も大好きです。

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?

Maison J.Simoneはフランス、日本、アメリカで販売されています。最近、私のルックの一部がNetflixのドラマ『エミリー、パリへ行く』シーズン3で着用されて、世界中から新たな顧客を迎えています。

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?

60年代や70年代のネックカラー、90年代や2000年代の楽しいデザインが大好きです。好きなデザイナーはクレージュとガリアーノ。 エレガンスとクレイジーがミックスされているからです。

2023 A/Wについて

―Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 A/Wへの参加の動機は?

日本のお客様が私に愛と関心を寄せてくださったことへの感謝の気持ちを表すため、参加を決意しました。私は日本でもっと有名になりたいと思っています。日本人は私にとって世界で最もスタイリッシュな人々で、日本で販売できるのはとても光栄です。

―2023 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

テーマは「スーパー ヴィランズ スーパー ヒーロー」。ステレオタイプが多く風変わりな性格の、テレビゲームのヒーローをミックスしています。

―ショーもしくはインスタレーションの構想を教えてください。

非常に型破りなプレゼンテーション…キャットウォークでも、リアル ショーでもなく、演劇的なプレゼンテーションです。

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

東京とパリでショーやコレクションを発表し、世界中とくに日本で、セールスを開拓していきます。

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?

東京は私にとって、カラーファッションと自由の中心地です。好きなものをなんでも着て、試すことができます。 人々は私のブランドのように、シックでありながらエキセントリックな場合もあります。エレガントでありたいと思いながらも、既成概念にとらわれていません。

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

神宮前はとても落ち着いた雰囲気でありながら、とてもおしゃれです。 圧倒的な都会の静けさが好きです。

―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。

ラフォーレ原宿は、セレクトがとても尖っていて型にはまっていないので、私のお気に入りのショップです。

SDGsへの取り組みについて

―ブランドでの取り組みや挑戦したいことを教えてください。

ファッション業界のニューアクターとして、若手デザイナーは地球を尊重する考え方を創造し、革新する役割を担っています。
Maison J.Simoneは作品の40% がアップサイクルです。すべてのボタンはエマウス(慈善団体が運営するリサイクルショップ)で見つけたもので、トワルはアソシエーションの残布を使用しています。スワロフスキーのスポンサーシップにより、余ったクリスタルを提供してもらっています。また、独自に開発したスモッキング技術を使用し、すべてのコレクションで無駄のないパターンにしています。

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