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FEB. 21, 2014

初参加ブランドアンケート / AFRIQAN APEIRON

AFRIQAN APEIRON

Brand / Designer

クリスタベル・ゲッティ
CRYSTABEL GETTY

Category

Women’s / Clothing, Shoes, and Accessories

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

表現の手段として自分のファッションレーベルを立ち上げました。ファッションデザイナーになったのは、何かを作るのが大好きだったからです。洋服は幼いころからずっと作ってきました。今まで目にしたことのない洋服のイメージが頭に浮かぶ時があるのですが、実際にそれを作り上げるのは、本当に大変です。完成まで息つく暇もありません。

こんな服が欲しいとか、こんなスタイルがいいと、頭の中で決まっていて、それを求めて買い物に出かけても、着たいと思えるような服が見つからなくてがっかりすることが何度もありました。同じような思いをしたことのある人は大勢いると思いますが、これがレーベルを立ち上げた最大の理由です。

家族や友達のためにデザインした洋服に対して、フィードバックをもらったことが、ファッションレーベルを立ち上げるきっかけとなりました。
ブランドの存在を表現できるようなブランド名を慎重に調べて選別し、それから初めてのコレクションの製作のために材料集めを始めました。

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか

Afriqan Apeironはライフスタイルブランドです。私たちの服は、アフリカの要素を自身のスタイルに取り込むのが好きな人をターゲットにしています。アフリカンプリントを使ってアフリカらしさを前面に出したものから、コヤスガイやビーズを使いアフリカっぽさをほんの少しあしらっただけのものまで、バラエティに富んだデザインとなっています。

どのアイテムも女性からさらに成熟した女性になるまでの過程を描くものです。その道のりで女性というものは変化していくものなので、常にその人自身に合った洋服を身につける必要があると考えています。

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?

一番のインスピレーションは母と叔母たちです。全員ファッションが大好きで、彼女たちを通じてアフリカ文化と西洋文化の組み合わせを知りました。

思い描いているお気に入りのデザインを心にとどめ、それを伝統的なディテールと融合させます。その後、どんな洋服にするかを考えます。デザインのプロセスは、簡単に言うとこんな感じです。

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?

現在は、FacebookやInstagramといったソーシャルメディアのウェブサイトを通じてオンラインでの販売を行っています。これなら、このブランドを確立していく上でお客さまとしっかりコミュニケーションをとることができますし、お客様と一対一のお付き合いも満喫しています。ブランドのウェブサイトは現在作成中です。

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?

デザインを通じて女性の魅力を引き出す方法を熟知しているHerve Leger さんや、ディテールの凝り方が巧く、常にワクワクするようなデザインを作り出しているOlivier Rousteingさん、そして上品さとは何かを完璧に理解しており、現代のアフリカの女性のニーズをとてもよく捉え、感覚的に表現しているDuaba Serwaさんです。
靴ではJeffrey Campbell、Giuseppe Zanottiの大ファンです。足先だけでなく、女性の足全体を独創的に飾り付けるデザインだからです。RhiannaとLupita Amondi Nyong’oのスタイルも大好きです。二人とも肌の色に自信を持ち、自分自身をいともたやすく表現しているように見えるからです。二人が根底に持つ価値観は、私のブランドにとても大きく影響しました。
私は、ガーナにもロンドン北西部にも住んでいたことがあるため、私のデザインからは都会、パンク、レトロ、アフリカ文化の要素をご覧いただけると思います。

2014-15 A/Wについて

―MBFWT 2014-15 A/Wへの参加の動機は?

東京を選んだのは、東京をファッションの中心地として純粋に尊敬していることと、日本人のファッションに対する冒険心が素晴らしく、また、日本人は新しいものや意義のあるものを評価する眼を持っているからです。

―2014-15 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

AW14-15のテーマは「ロマン主義」。いろいろなデザインのスモッキングを組み合わせることで、「SimoQin」の世界観をさらに追及していきます。

―どのようなショーになりそうですか?

鮮やかな色、自由なデザイン、そして多彩なドラムの音色やダンスを表現したいと考えています。

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

2014年はアフリカ拠点の初めてのブランドとして世界中で認知してもらえるよう取り組みを続けていきます。社会的地位のある著名な小売店に認めてもらい、取扱店舗を増やすことが目標です。

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?

私にとって東京は美しい人々と文化の集まる場所。常に先のことを考える革新的な人が集っているように思います。そういった人々の精神を本当に尊敬しています。
東京を訪れるのは今回が初めてなので、とても楽しみです。人や街の素晴らしさを耳にしています。

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

あまりお店については詳しくないのですが、ファッション文化や伝統についていろいろ学んで勉強できればと思っています。

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