初参加ブランドアンケート|Black by VANQUISH
Black by VANQUISH
Designer
城山 隼人
Hayato Shiroyama
Category
Men’s / Clothing, Shoes, Bags, Hats, Accessories and others
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
高校卒業後、美容業界に入るも「VANQUISH」を手掛ける “石川涼”に影響を受けアパレルの道へ転身。
名古屋デザイナー学院を卒業後”株式会社せーの”に入社。ショップマネージャーとしてキャリアを積んだ後、08年より「MURDER LICENSE」のデザイナーを務める。
13年からは「MURDER LICENSE」クリエイティブディレクターを兼任。
「MURDER LICENSE」創設10周年を終えた15年A/Wコレクションよりブランド名を“Black by VANQUISH”へと刷新。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか
“Black by VANQUISH”のコンセプトは黒と白の世界観を基調とし、その時代を切り取った色・柄・素材を組み込み、スタイリッシュなシルエットやカッティングを追求。シーズンごとに新しいリアルクローズスタイルを提案していきます。
“Black by VANQUISH”の洋服を着ることで、外見だけではなく、自身の内面的にも魅力を引き上げ、男女問わず魅了するスマートな男性になってもらいたいと思っています。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
その時々で感じる感覚を大事にしています。時間が空いた時は街の人ごみの中や、曲がった事のない路地裏、夜の繁華街などを散歩しながら人や空気、音を感じ、新たな発見や感動を探しています。
また、定期的に縫製工場や加工工場など生産過程の現場に赴き、現場の職人の方々から学ばせて頂いています。そんな経験が頭の中で形を変え、スタンダードなアイテムも毎年進化を続け、毎年今年が一番だと思いながらも翌年には更なる進化を続けています。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
主要都市(東京・大阪・愛知・福岡など)に10店舗の直営店を展開しています。また、全国のセレクトショップにて展開させて頂いています。
ブランド顧客様としては22~26歳が多く、大学生から社会人になり趣味に対しお金を使える様になった年代が軸になっています。マス向けブランドには無いスタイルをよく見せるタイトシルエットが特に支持を頂けています。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
私が最も影響を受けたのは、株式会社せーの代表取締役兼VANQUISHディレクターである石川涼です。
私は高校卒業後、美容業界入り美容師を目指していたころ洋服に興味をより強く持つようになるも、自身が求める物となかなか出会えませんでした。そんな時出会ったのが、当時石川が手がけていたブランドでした。そのブランドの商品を2色買いなどしているうちに「こんな人を魅了する服を自分で造りたい」と思いました。
石川涼の様になるにはどうしたらよいのか、右も左も分からぬまま2年務めた美容業界を辞め、掛け持ちで工場の夜勤と昼間のアルバイトを始めました。そこで貯めたお金をもとに服飾デザインの専門学校に入りデザイナーへの道を目指してきました。その当時のブランドは「VANQUISH」へと改名し今に至ります。当時は決して石川の下で働き、ブランドを任せてもらえるなど考えてもいませんでしたが…。感謝しています。
2015-16 A/Wについて
―MBFWT 2015-16 A/Wへの参加の動機は?
14A/Wにて「MURDER LICENSE」創設10周年を迎え、15A/Wより次なるビジョンとなる世界展開も視野に見据えブランド名を“Black by VANQUISH”に刷新し、その決意としてMercedes-Benz Fashion Week Tokyo 2015-16 A/W へ参加いたします。
―2015-16 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
テーマは“CHANGE”
MURDER LICENSEがこの10年で確立した方程式をあえて自ら破壊し、生まれ変わるという強い決意を込めています。TOKYOに漂う希望や、孤独、闘争心など様々な香りを表現できればと思っています。
―ショーもしくはインスタレーションの構想を差し支えない範囲で教えてください。
ブランドイメージを最大限に生かしたショーに出来ればと思います。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
国内のシェアを改めて確立すると共に海外のバイヤーの方々にもご覧いただける場を提供し国内外問わずグローバルに展開していければと考えています。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
希望があり、その反面に絶望があり、夢が集まる街だと思います。
―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。
好きな街としては新宿です。
様々な人間模様がギュッと詰め込まれ、そこで感じるアンダーグランドな空気感を
インスピレーションに変えたりしています。
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
原宿のヨゴロウ