初参加ブランドアンケート / COTE MER
COTE MER
Designer
佐藤 紀夫 / 内藤 誠司
Norio Sato / Seishi Naito
Category
Men’s / Clothing, Hats, Bags, Accessories and other
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
佐藤 紀夫(以下、佐藤):10代の時にカリフォルニアに1ヶ月位サーフィンをしに行く機会があり、その後アメリカ人の知人とビンテージアイテムの輸入を始め、次第にそれらをカスタムしたところからブランドをスタートさせました。カリフォルニアのオーシャンサイドを拠点にしていた事から、「COTE MER」と名付けました。
内藤 誠司(以下、内藤):シンプルな理由です。洋服が好きで、考えたり作ったりすることが好きだからです。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか
「価値観の転換」
情報が溢れる日常の中で、価値観が多様化していると同時に、その反面では均一化しているように感じます。また、社会へ対する閉塞感を感じたり、何か殺伐とした気持ちになる事もあります。そんな中で少しでも「お金で買えないモノと時間の共有」を提案出来ればと考えてます。私達が世界の路地裏で経験してきた「かたちのないモノ」をファッションとアートで表現し、
みなさんと共有出来ればと思います。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
縫製工房、鋳物屋、建築現場、鉄工所、廃棄場、画家のアトリエ、研究所。
職人の苦悩や挫折の詰まった作業場をみると、アイディアやヤル気が湧いてきます。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
佐藤:サーフィン、スケートボード、サッカー、画家、ミュージシャン、俳優、実業家、サラリーマン等。
感性と想像力が豊かでそれらを趣味や仕事にしている知人に影響を受ける事があります。
内藤:マルタンマルジェラ。洋服に興味をもったきっかけです。ジャンルを問わず、人生を楽しんでいる人に共感します。
2014-15 A/Wについて
―MBFWT 2014-15 A/Wへの参加の動機は?
国内外を問わず、世界観を表現して価値観を共有出来る人と出会える場所を探しておりました。
MBFWTのネットワークやコミュニティでのつながりやご縁を大切にして、海外を視野にいれた展開を行いたいと考えております。
―2014-15 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
イメージを言葉にするのはとても難しいのですが、「人生を変えた1枚の落書き」「アーティストになりたかったデザイナー達の物語」そんな感じです。
―2014年の目標は?
ものづくりやメッセージを通して、人とのご縁が広がる年にしたいと考えております。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
佐藤:夢と希望と既得権益が交差するカオスな街。
内藤:コンクリートジャングル
―お気に入りもしくはおすすめのショップ、スポットなどを教えてください。
佐藤:あぜみち、瑞穂、てるちゃん、思い出横町ウォッチャン、文、正本。(理由:路地裏の美学、凝縮感。)
内藤:どん底、新宿御苑