初参加ブランドアンケート|This is James ディス イズ ジェームス
Global Fashion Collective presented by VFW
Brand
ディス イズ ジェームス
This is James
Designer
ジョアン キム
Joanne Kim
Category
Men’s / Ready To Wear
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
私はこの世界の何かを変えられる人になりたいと思い、さらにその何かが自分が情熱を持てることにしたいと思いました。「服」というもの自体の機能的な面も興味深いと思いますが、私が本当に心惹かれるのは「服」というものの美的な面です。それは色、肌触り、におい、温度、音などのことであり、これらは紙に描いたデザインを立体に実現するまでの課程に磨いていく細かいこだわりでもあります。私はこれが全ての人が信じる「ファッション」の本来の意味だと思います。そしてこのファッションの課程と服への情熱、またはパッションとの合流を実現させ、「This Is James」というブランドを立ち上げることに成功しました。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?
「This Is James」(TIJ)― ジェームスという人物を連想させます。それはジェームス・ディーンなのか、それともジェームス・ボンドなのかは一人一人のイマジネーションにお任せします。TIJの制作チームは様々な文化から影響を受けました。私たちのブランドは、過去、現在、そして未来の個性的な文化を少しずつスタイルに取り入れ、現代の男達のために作られました。革新的な素材の使用法や色などへの細かいこだわりがTIJのクラシック尚且つ現代的で画期的なスタイルを実現させています。さらに、TIJの服は着やすさも重視し、着心地よくどのような場面でも着れる服にしました。この活気のあるコレクションはまさに現代の男のために、半ズボン、長ズボン、セーター、ジャケット、ブレザー、コート、Tシャツなどのトップスなどあらゆるデザインを提供します。TIJのブランドを身に着ける男は、強い信念の持ち主であり、現代のスタイルの前線に立つことを恐れません。見せつけてはいなくても、彼のファッションセンスやカリスマ性は誰もの視線を惹きます。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
私は自分はインスピレーションの元が多すぎると思うくらい、感性をくすぐるものだったら何でも服のインスピレーションにしてしまいます。新しいコレクションのデザインコンセプトを考えている時は、音楽に影響されることが多いかもしれません。手順は大体こうです:音楽→曲の気分・雰囲気→色・反物→テーマ→デザインコンセプト→音楽→曲の気分・雰囲気→色・反物→コレクション
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
現在、当ブランドはデザインや製作、小売まで全て行ってます。買いたいと求めて下さるお客様には直接、またはネットで対応させていただいてます。買い求めて下さるお客様の多くは20代から40代まで、細かいこだわりが多く、ユニークなセンスをお持ちの男性です。世間の流行りに乗らず、常に大勢と違う服を探している方達です。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
クリスチャン・ディオール ― 彼は私の永遠のヒーローです。彼は天才としか言いようがありません。最も情熱的な男から生まれた最も素晴らしいデザイナーだと思います。彼のデザインへの愛はデザインされた全ての服から滲み出てくるように感じられます。細かいこだわり、シルエットの美くしさ、細かいこだわり、シルエットの美しさ、、、もし生まれ変われるのなら彼のアシスタントとして生まれたかったです。天才の下で学べたらどんな服を作れることか想像も出来ません!しかし噂によると、ディオールはフランス菓子が大好きで、当時のアシスタントはポロポロ落ちてくるカスを拾い、彼の歩く跡を掃いてることで手一杯だったそうですね。それは勘弁してほしいです!
2018 S/Sについて
―Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/Sへの参加の動機は?
今回の2018S/Sコレクションはデニムコレクションです。一言で言うなら、「東京でデニム!」でしょうか。私は世界でも最上級の日本のデニムが大好きです。デニムだけでなく、日本に存在する独特な素材の様々が大好きです。日本のファッション界から多くのことを学びたいと思ってます。
―2018 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
イメージは好青年 ― ちょっと悪い好青年はフードをかぶり、レギンスと皮のショートパンツを履き、下に着た真っ白いシャツが見え、セーターの肘パッチを着けていて、学生だと思わせるすっきりしたカーデガンを着て、デニムのシェパコートを身に纏い、縦縞のウールズボンを履き、、、「俺は好青年」―好青年、だけどどこかちょっと反抗的な態度。彼は自己主張が強く、好奇心に溢れる若きジェントルマンです。
―ショーもしくはインスタレーションの構想は?
今回のショーのコンセプトは「ラブ・トニック」、恋に落ちる男が不思議な力をつけます。今季(2018S/S)恋に落ちた男達のためにコレクションです。デザインコンセプトは初恋。男がまた恋に落ちるとき、それはまた初恋のように、そしてジントニックのように強く落ちるというイメージです。馬鹿げてるのかもしれませんが、意味は伝わると信じてます。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
目標は常に、「質」と「情熱」と「人々」、この3つの面を重視してデザインし続けることのみです。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
Amazon Fashion Week TOKYO公式サイトでは、海外メディアやバイヤーの方々向けにTOKYO(東京)の街情報も発信していきたいと思っています。ぜひ、デザイナー視点でTOKYOに関するご質問にもお答えいただけますと幸いです。