初参加ブランドアンケート|tenbo
tenbo
Designer
鶴田 能史
Takafumi Tsuruta
Category
Men’s & Women’s / Bags, Accessories and others
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
アルバイト先の先輩の影響でファッションに目覚め、大学進学の道を迷わず変更しファッションの道へ。ファストファッションの台頭で服の消費が加速され、1着1着が大切にされなくなってきました。どうせデザイナーになるのなら【人の為になるファッションデザイナーになりたい】と思ってました。今の時代に必要な事だと思っております。まさに今、テンボを立ち上げ目指す事は、『人の為になるファッションを提供する』事です。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか
テンボはピープルデザインを掲げたブランドです。世の中の人が分け隔てなく着ていける服、そして優しいイメージを与える服です。世界中の老若男女、国籍問わず着ていただけるような服を提案します。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
頭を空っぽにして、やわらかくするのです。こんにゃくの様な頭にすると良いです。こんにゃくの後は、自分が歩んできた人生の引き出しを開けるだけで無限のデザインが出てきます。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
テンボのブランドのアイコンのヨミちゃんは、モチーフこそドクロですが、とっても愛らしいキャラクターです。ヨミちゃんに惹かれるお客様が多いです。ブランドのファンは自然と笑顔を求める方々が多いと思います。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
小学生の頃に見ていたアニメ、世界名作劇場『大草原の小さな天使ブッシュベイビー』がとても大好きでした。アフリカのケニアが舞台で大自然と動物達に囲まれた世界観に影響された部分があります。登場人物のテンボというアフリカの戦士がいますが、何を隠そうブランド名の由来であります。小学生の頃からテンボという名前と響きと意味(テンボはスワヒリ語で象の意味)が好きでした。象は地上で一番大きい動物です。象のように強さと優しさを兼ね備えた存在でありたいと思っております。
2015-16 A/Wについて
―MBFWT 2015-16 A/Wへの参加の動機は?
東京コレクションで、健常者も障がい者も分け隔てなく着ていける服の提案をします。近い将来、日本がファッショの分野で世界を牽引していく存在になるためには、まだまだ日本のファッション業界は諸外国に比べ遅れている分野が存在すると思っております。ダイバーシティ(多様性)がささやかれる中、機能的でファッション性を重視した世の中の人々の為の服を、一人のファッションデザイナーとして日本一のファッションショーで発表します。
―2015-16 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
テーマは『DREAM』です。優しく、楽しく、ハッピーなイメージでまさに夢の世界です。
―ショーもしくはインスタレーションの構想を差し支えない範囲で教えてください。
わかりやすいショーにします。世の中の全ての人に向けて…
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
2020年の東京パラリンピック・オリンピック開催時には、世界中からダイバーシティの考えの素晴らしい方々が来日されます。tenboの展望は2020年までに、世界に恥じない様に日本のファッション業界を多様化させる事です。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
優しさ半分、厳しさ半分。意外と優しいんです。
―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。
吉祥寺が大好きです。オシャレあり自然ありで、どことなく古くさい部分が好きです。背伸びして無い感じが良いですね。
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
吉祥寺駅前には、チンジャオロースが絶品な『谷記』という24時間営業の中華屋があります。本当に美味しいです。感性が刺激される美味しさですよ。