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FEB. 22, 2018

初参加ブランドアンケート|THE Dallas ザ・ダラス

田中 文江

THE Dallas

Designer

田中 文江
Fumie Tanaka

Category

Women’s / Ready to Wear

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

幼い時、生地のハギレや靴下を解体して自分が可愛いと思う洋服を人形に作っていました。とても楽しく夢中で毎日遊んでいたのを今でも覚えています。そこから当時では珍しかった美術専門の高校に進学。大分県立文化短期大学附属緑ヶ丘高等学校に進学し、色彩・デッサンなど美術や表現する事の楽しさを学びました。その後、大阪モード学園に進学し、服飾の道に進みました。大手アパレルを渡り様々なテイストの物作りに携わって20年になります。
幼い時に自由な発想で夢中になって作ったあの感覚、今の経験をもって表現したいと思いブランドをスタートしました。なので今楽しい!

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?

自分を持った自立したこびない女性像。女性の『可愛い』『美しい』『清楚』だけでは無い魅力を引き出す服作り。女性の内面に有る普段見せない『怒り』や『弱さ』美しいものが崩れる習慣の愛らしさを表現。
強く時には葛藤を持ち素の自分をありのまま見せる女性服。

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?

いま自分の中にある思いや気分を常に大切にしている。『いまどんな女性になりたいか?』『いまどんな女性が自分なのか?』問いただす。答えはいつも幼い時に見た庭に咲く花の色。母の着ていたワンピースや母の付けていた赤い口紅と香水の匂い。レトロな気分になる。ヴィンテージと言われるが『幼い時の記憶』がインスピレーションの源になっている。

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?

トレンドは求めてはいない『何を着るのでは無く』『どう自分で着るか』とオリジナリティを持ったお客様が多いです。
1点物のTHE Dallasのイヤリングは、自分を持った貴方だけの特別な1つを探して貰う為にデザイナーが全て1人で製作しています。現在迄の代表作としては、一点物の大振りイヤリング、ハーネスを世の中に発信。常に自由で斬新なアイデアを大切にしています。

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?

影響を受けたブランドやデザイナーは無いのです。ただ母が着物を縫う姿や、美しい素材を作り出す職人さん、革の特性を活かし物を作り上げる革屋さんなど職人の方達の姿は常に自分を刺激し想像を掻き立てます。
何事にも人の手が加わり物が出来上がります。時代を超えても愛される物作りをしたいです。

2018 A/Wについて

―Amazon Fashion Week TOKYO 2018 A/Wへの参加の動機は?

2年前のファーストコレクションから今日まで支えて頂いた職人さん、工場さん、何より、今日まで商品を購入してくださった全てのお客様の為に『感謝』の気持ちを込めて今回のショーを作りたいと思いました。
『THE Dallasの服を作って良かった』
『THE Dallasの服を買って良かった』
とショーを見終わった後に皆さんの心に残って貰えるように感謝の気持ちを表現したいと思います。

―2018 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

THE Dallas 5シーズン目の初ランウェイになります。ブランドの芯にある『自立し凛とした女性』像を、自由に自分らしくいられる為の服を表現します。

―ショーもしくはインスタレーションの構想は?

ランウェイを見終わった後に『何だか幸せ』

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

海外展開を基盤にTHE Dallasを1つのコンテンツにする。異業種にも興味があります。

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?

『自分を知る街』だと思う。チャンスも有れば、挫折も有る。自分次第で大きく変わる街。願うだけでは何も変わらない何も広がらない。TOKYOは動く、動かす街。

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

自宅が好き。人の多さや情報も溢れあれこれ考えが溢れ出す為。家族の居る場所自宅が自分を1番素にさせてくれる空間。

―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。

『アトリエの隣の喫茶店』仲の良さ気な老夫婦でされていて、眺めてるだけで温かい気持ちになる場所。と『サッカー場』自分が唯一ファッションが頭から消える場所(観戦では無くプレーヤー)

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