Nakaden keori co.,ltd.  中伝毛織株式会社
婦人紳士向毛織物、化合繊織物、ニット服地の製造販売／愛知県一宮市
Production and Sale of Woven and Knitted Textiles／Ichinomiya city, Aichi

皆様　はじめまして！
FEB 25, 2014

尾州産地で毛織物を製造しています中伝毛織です。
宜しくお願いいたします。

初回は　まず　尾州産地と中伝毛織を紹介します。

尾州産地とは【地理的説明】
尾州（びしゅう）という呼び名は、昔の尾張（おわり）国の通称です。尾張国は、奈良時代から明治初期まで続いた日本の律令制（りつりょうせい）に基づく地方行政区分（＝令制国）の一つで、愛知県西部の旧国名です。隣接する国としては、左に伊勢（三重県中央）、右に三河（愛知県東部）、上に美濃（岐阜県南部）がありました。 この尾張（尾州）北西部へは、今で言う一級河川の木曽川が信濃から美濃南西部を通って流れて伊勢湾へ注ぎ、一帯に肥沃な濃尾平野を古代より形成していました。この地方で昔から農業はじめ織物を中心とした繊維産業が盛んになったのは、桑畑（養蚕の絹）、綿花畑（綿糸）に良い土壌や、糸、織物の染色加工や仕上げ整理に適した軟水等、木曽川の豊かな水と肥沃で温暖な濃尾平野の恩恵があったからとも言えます。それは、近代有名となった毛織物生産へ続いています。 繊維業界では織物の尾州産地として有名ですが、現代の地理名でいうと、｢尾州産地｣とは、愛知県一宮市、稲沢市、津島市、江南市、名古屋市及び岐阜県羽島市、各務原市（かかみがはらし）の周辺を言います。今の尾州北部は岐阜県にまたがっています。７世紀に律令制で成立した尾張国と北隣の美濃国は木曽川を国境としました。今も県境ということで同じですが、豊臣秀吉の頃、天正14年(１５８６年)の大洪水で今より北を流れていた木曽川の川道が南方に変わったため羽島地区が美濃国に編入され現在に至るからです。

中伝毛織株式会社について

中伝毛織がお届けするテキスタイルブランドをご紹介します。

イタリアのテキスタイルデザイナーとのコラボレーションにより誕生した「TEXTOR」。nakadenの創業以来100年の歴史を飾るにふさわしいオリジナルブランドとなりました。満足していただく最新のテキスタイル情報の提供を心がけていきたいと考えています。

「TEXTOR BASIC」は「TEXTOR」ブランドにおいて定番品にカテゴライズされる品番のコレクションです。

「タクト（匠人）」は原料・織機・加工すべて妥協なすることなく、こだわりぬいた本物！尾州の匠達（匠人）の技を集結した最高級素材です。

毛織物産地である尾州地域は分業体制です。紡績・染色・撚糸・製織・整理の技術なくして新しい素材は生まれないのです。“尾州の匠”は職人たちの独創的な技を集結し、世界に向けて発信し続けます。

「ラムタス１００」は、タスマニア島の厳しい自然条件の中で育ったラムの原毛を用いた上質なウールです。とても軽く、弾力性があり、すべすべした肌触りと光沢はまさに高級ウールの風格を備えています。

フリンダーズアイランドはオーストラリアタスマニアの一部で面積2,000平方キロ余りの島です。自然そのものの環境で生育されたこの島の羊毛は、純白で細く柔らかく、しかも強いハリ・コシを持った稀少な高級ウールとして評価されています。純粋なウール本来の魅力を、フリンダーズ・アイランド・タスマニアでご堪能ください。

織地也（originali）は尾州の機屋・中伝毛織株式会社のファクトリーブランドです。私たちは大人が納得して着られる服、若い世代に本物を伝える服を、素材から考え納期やコストに縛られずじっくり時間をかけて作っています。撚糸・染色・製織・縫製まで全て自分たちの目で確認しながら日本で作りあげる事が私たちに出来る服づくりの形だと考えます。

次回は　昨年　尾州産地（名古屋）で開催しました　Tweed Run Nagoya 2013 についてご紹介します。