「Rakuten Fashion Week TOKYO（Rakuten FWT）2024 S/S」（主催：一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構（JFWO））は、本日開催2日目を迎えました。
 
初日となった昨日、ハイライトとなる注目の下記2ブランドのショーが開催されました。
 

「HARUNOBUMURATA（ハルノブムラタ）」（16:30〜）

東京国立博物館「法隆寺宝物館」にて発表されたHARUNOBUMURATA 24SSのテーマは“AN INTIMATE PORTRAIT OF THE LIFE”親密な日常のポートレート。写真家SL IM A ARONS が捉えた魅力的な人々をインスピレーションに、鮮やかなブルーのシルクコットンやシアーなチェックのニット、美しいグラデーションに染められたシルクなどを用い、現代のワードローブに軽やかなエレガンスをもたらしたコレクションが発表されました。
 

「FETICO（フェティコ）」（20:30〜）
2023年度JFW NEXT BRAND AWARDグランプリ受賞ブランド「FETICO」が、初日最後のフィジカルショーとしてコレクションを発表

 
テーマは “Do Not Disturb” 。FETICOの今季のミューズ、1990年代のシンガーソングライターで俳優のフェイ・ウォンの、どこか挑発的であどけない彼女のスタイルと、3月に訪れたパリで手に取った、フランスの現代美術家ソフィ・カルの「THE HOTEL」にヒントを得ながら、デザイナーが追及する「女性の美しさ」を引き立てるコレクションを発表しました。

 

初参加のWilsonkaki（ウィルソンカキ）、EJ SHEYANG（イージェイ シェヤン）が公式会場でフィジカルショーを開催

 

Wilsonkaki（ウィルソンカキ）（11:30〜）渋谷ヒカリエ ヒカリエホール B

Wilsonkaki のデザイナーWilson Yip Ka Ki（ーウィルソン・カキ・イップ）は、2021年に設立してまもないにも関わらず、高い注目を集めている香港発のブランド。2024SSコレクションの着想源は「衣服のシワ」で、通勤のラッシュアワーで発見したこのコンセプトに、衣服を通して『日常の痕跡（Traces of Life）を表現したコレクションを発表しました。
 

EJ SHEYANG（イージェイ シェヤン）（15:00〜）表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー

EJ SHEYANG がブランド初のランウェイショーを開催。デザイナーSHEYANG JIN（シェヤン ジン）は、中国系アメリカ人のデザイナーで、2020年に日本へ移住し、自身のブランドを2022年に設立しました。持続可能性と包括性を重視し、デッドストックなどのリサイクル素材を使用。美しい職人技、複雑な形状、時代を超越した価値を備えた服作りに専念しています。24SSシーズンは、東京の夜の街からインスピレーションを受け、“A NIGHT IN THE CONCRETE RIVER”をテーマにコレクションを発表しました。
 

オンライン発表 HIROKO KOSHINO（ヒロココシノ）16:00〜

HIROKO KOSHINO は「Timeless Collage」を24SSのテーマに、緩やかな斜面が続き、まるで宙に浮かぶように存在する不思議なロケーションで撮影し、オンラインで発表しました。時間とともに天井から差し込む光が、新しいコレクションのフォルムを浮かび上がらせ、コレクションをさらに美しく表現しています。
 

el conductorH（コンダクター）18:00〜 渋谷ヒカリエ ヒカリエホール B

デザイナーが今年6月に訪れたパリで感じた思いから、感情・活動・苦痛・力などを抑えることを意味する “suppression” をテーマに、コレクションを構成。クラシックなグレンチェックウールの上から有刺鉄線を格子状に顔料プリントしたセットアップスーツや、ズタズタに引き裂かれたスウェットやデニムパンツとトラッドな要素をもつアイテムを混在させることで、エレガンスとアンチテーゼの共存したスタイルや、スクールガール調のスタイルをベースとしながら、異色なアイテムを合わせることで、内面的な葛藤を表現しています。
 

Queen&Jack（クイーン アンド ジャック）19:00〜 渋谷ヒカリエ ヒカリエホール A

※一部を除き写真は©JFWOになります。

モードな雰囲気を纏うポジティブでエレガントなスクール・ガールをテーマに、ギャザーやタックを入れた立体的なシルエット、セーラーカラーやプリーツ、断ち切りのフリルなど、素材、縫製、ディティール使いにこだわった、日本とイタリアの職人達との共同制作を実現したコレクションを発表しました。