Interview & Report

アリア ポーキー ARIA POLKEY

アリア ポーキー ARIA POLKEY MODEL

Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/W Key Visual MODEL

2000年5月16日生まれ。東京都出身でアメリカ人の父親と日本人の母親をもつ。16歳の時に原宿でスカウトされモデル活動をスタート。『VOGUE』『ELLE JAPAN』『GINZA』『SPUR『NUMERO』など数々のモード誌と大手アパレルや商業施設の広告に出演。次のシーズンはパリ、NYなど海外コレクションの出演を予定している。

Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/Wキービジュアルのメインモデルを務めたARIAさん。同イベントのメインモデルを務めることが一つの目標だったというARIAさんに、ファッションウィークや日本のファッションカルチャーに対する想いを伺った。

 

【Key Visual】リアルとバーチャルの世界をナチュラルに表現

− 17歳で初めてファッションウィーク東京の舞台に立ったARIAさん。当時からキービジュアルへの憧れを抱いていたと話す。

「初めてランウェイを歩かせていただいたときは、モデルになったばかりだったということもあり、あまりの緊張でほとんど覚えていません(笑)。ENHANCEのショーに出演させていただいたのですが、一瞬で終わってしまったという感じで本当にガチガチでした。それから毎年ランウェイを歩かせていただき、これまでにFACETASMやHARE、IHNN、SUPORTSURFACE、MINT DESGINのショーに出演しました。当時からずっとメインモデルをやりたいと思っていたので、今回その機会をいただけて本当にうれしかったです」

 

− キービジュアルアートディレクターを務めたYUANN氏とは、以前から親交があったというARIAさん。

「YUANNさんとは何度かお仕事をご一緒させていただいていたので、リラックスして撮影に挑むことができました。楽しい雰囲気を作ってくださる方なので、バーチャルとリアルの世界を行き来する1人の女性をナチュラルに表現することができたと思います。完成した作品を見たときは、とても感動しました。自然や都市などいろんなシーンを撮影しましたが、車内のシーンでは実際に音楽をかけてみんなで歌ったり踊ったりした様子がそのまま映し出されていたので、見ていただいた方にも楽しさが伝わってくれるとうれしいです」

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Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/W Key Visual

− ARIAさんは、着用した東京ブランドのファッションが映像の世界観とマッチしていたことにも喜びを感じたと話す。

「たくさんの羊に囲まれたメインビジュアルでは、ANREALAGEさんのドレスを着させていただきました。ボリュームのあるシルエットと印象的なカラーが、躍動感のあるイメージにピッタリで、インパクトのある写真になったと思います。お仕事ではカラダのラインが強調される洋服を着ることが多いのですが、今回はいつもとは違うファッションの魅力を知る事ができました」

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Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/W Key Visual

 

【Fashion】トレンドを選ぶよりカラダにフィットする感覚が好き

− ファッション誌やランウェイショーで注目を集めているARIAさん。業界の最先端で活躍を続ける彼女が、日常でセレクトするファッションへのこだわりとは。

「普段着はシンプルなファッションが多いですね。オーバーサイズの洋服を着ると自分のスタイルとのバランスがとれないなって思っているので、カラダにフィットするサイズの洋服を着ています。ブランドやトレンドを意識するよりも、着心地のいい洋服を選んでいます。お仕事ではカラフルな色のものや個性的なディテールのものを着る機会が多いので、逆に普段は本当に質素かも(笑)。黒とか白とかベージュとか、色もベーシックなものが多いです」

 

− モデルの仕事をするようになって、新しい自分に気付かされることもあるという。

「学生の時は色もスタイルもシンプルな洋服しか着ていなかったのですが、モデルのお仕事をさせていただくようになって、スタッフの方やモデルの友だちから“その色似合ってるね”とか“この洋服似合ってるよ”といってもらう事があって。それまでは本当に黒ばっかりとか、Tシャルばっかりみたいなスタイルで過ごしていたので、“私、この色似合うんだ”っていう発見がありました。そこから少しずつ自分に似合うスタイルが増えていったのかなと思います」

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【Tokyo】感度の高い人たちに出会える場所

− 1年前から東京での一人暮らしをスタートさせたというARIAさん。カルチャーの発信地でもある東京は、彼女の目にどう映っているのだろうか。

「とにかく刺激的な街。街で見かけた人のファッションでいいなって思うと、それに似たようなものを探したり。目に入るものから刺激を受けることがありますね。モデルとしては、いろんな人と出会える場所。モデルのお仕事は同世代の人とも出会えるし、年下も年上の人もいて、いろんな世代の人たちから情報を吸収できる。ファッションの捉え方もいろいろあって、とても勉強になります。最新のファッションもそうですが、それ以外のジャンルでもトレンドに敏感な感度の高い人が多いので、たくさん刺激を受けています」

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【Message】新しい自分のファッションを見つけられる場所

− 前期に続き、より多くの参加ブランドによるファッションショーが動画配信にて一般公開されるRakuten Fashion Week TOKYO 2021 F/W。最後に、ARIAさんにメッセージをいただいた。

「ファッションは敷居が高いイメージがありますが、私自身、質感やデザイン性の高い洋服を購入しはじめたのはここ最近のこと。それまでは手ごろで動きやすい服ばかりを着ていました。今回の動画配信によるショーは、普段ファッションにこだわりがない方でもブランドが展開する最先端のファッションを見ることができるので、普段と違うスタイルに挑戦する機会になってくれるとうれしいです。また私自身としては、次のシーズンから海外の舞台へ挑戦をしていきますので、皆様、暖かく見守って頂けると幸いです」

 

Interview by CRAING
Photography by Daichi Saito

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