初参加ブランドアンケート|AKIKOAOKI ”TOKYO NEW AGE”
AKIKOAOKI
Designer
青木 明子
Akiko Aoki
Category
Women’s / Clothing
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
小さい頃から将来の夢がファッションデザイナーでした。
日本の美術大学を卒業後、ロンドンに渡りました。帰国後、コレクションブランドでアシスタントとして勤務、2014年10月に自身のブランドを立ち上げました。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか
ウィメンズウェアを制作しています。
ブランドコンセプトは、現実に潜むファンタジーを本質的な感覚で切りとり、ファッションを生きる行為そのものと捉え、それを纏うひとの生き方や姿勢が感じられる衣服を提案しています。
等身大の女性の心理や、時代を反映する感覚をテーマにすることが多いです。そのような中で、仮想をつくるのではなく、社会や自分の目の前に広がる現実から、ふとした糸口を見つけ、次世代につながる人間像を探しています。装いは、最もその時代の人間性が出やすいツールの1つだと思っています。ファッションがそうした文化的価値で、今以上に評価されたらいいと思いますし、人間の “生”として最も身近な衣服、装いとしても提案していけたらと思っています。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
基本的に、自分自身が生きている中で感じたことをベースにしています。
過去のこともあるし、現在のこともあります。食べたいものが毎日変わるのと同じように、常に移り変わります。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
現状、東京のみです。
20代の女性が多いようですが、30〜40代の女性にもご購入いただいているようです。
日本の女性像は独自の価値観があるように思いますが、そうした価値観を持っている方が多いようです。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
母、祖母。
クラシカルで普遍的なもの。それでいて、変化しやすく危ういもの。
何世代でもシェアできると同時に、それがどの時代においても違った表情を見せ新鮮に映るもの。
カトリック。パンクの反抗的姿勢。
2016 S/Sについて
―MBFWT 2016 S/Sへの参加の動機は?
デビューから”東京ニューエイジ”という若手デザイナーのコミュニティーで発表しています。
現在、同世代のデザイナーが所属していて、これまでに過去2回発表をしてきました。MBFWTでコレクションを発表することは、私たちにとって、より開かれた場でのアプローチです。そうしたものが個人としても、東京ニューエイジとしても必要と感じました。
―2016 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
『反抗期』です。
―ショーもしくはインスタレーションの構想を差し支えない範囲で教えてください。
今期が3シーズン目ですが、自分の中でつくり方をいつもと少し変えました。そこがよい効果になればいいです。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
国内シェアを確立すると共に、海外にも挑戦していきたいと思っています。そして、海外で行われるコレクション同様に、ファッションの盛り上がりが日本を主軸として世界に発信できるようにしたいです。
また、個人的に精神性としてオートクチュールも気になっています。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
全く異なるベクトルのものが、ぎゅっと凝縮されている場所
―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。
町田市にある旧白州次郎邸の武相荘。なぜか1年に1回は行ってしまいます。西洋を知っての東洋的価な家です。すごく個人的な趣向が感じられるところも好きです。
品川と新木場の倉庫街。人気が無くて不思議なかんじです。
霞ヶ関あたりの皇居周辺。夜に散歩するのにいいです。
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
中野のブロードウェイ