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OCT. 12, 2016

初参加ブランドアンケート|Carl Jan Cruz カール・ジャン・クルーズ

Carl Jan Cruz

Carl Jan Cruz

Designer

Carl Jan Cruz
カール・ジャン・クルーズ

Category

Men’s & Women’s / Ready To Wear and Accessories

ブランドや服作りについて

―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

人生経験からデザイナーを目指すようになりました。昔から服を作ることに惹かれていましたし、服とセンチメンタルな関係を結べること好きでした。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでそれを目一杯追求して、卒業する年に「Carl Jan Cruz」の未来像ができました。

 

―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか

Cal Jan Cruzのコンセプトは、視覚的な自伝です。現在の私と、過去の幼かった頃の私との間の会話なのです。誠実、控え目、親しみ深い服を作ることがCarl Jan Cruzの服作りで掲げている意識であり、ブランドとして伝え続けたいことです。ブランドの唯一の願いは、私達のビジョンに忠実な衣服を作り続けること、そしてそれがお客様の共感を呼び、”#carljancrewz”の一員と思っていただけたら幸いです。

 

―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?

一番のインスピレーション源は人生経験です。私は、過去を感じながら現在を生きていて、それは私に様々な媒体(2Dや3D)をデザインできるように前進させてくれ、服という形の未来を創造させてくれます。

 

―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?

Carl Jan Cruzの自社ウェブサイトを通じて、独自に販売しています。私達のブランドは、馴染みがあるけれど新しいものを理解し、望む人に求められています。フォロワー数は絶えず変化していて、増えることもあれば減ることもあります。いつも変動を続けていますが、将来はどのような結果が待ち受けていようと、物作りのプロセスにおいて誠実であることが立ち上げ当初から今に至るまでの私達のやり方です。私達はトレンドやファッション性に追従するのではなく、独自の言語を持っています。

 

―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?

Azzedine Alaia、Rei Kawakubo、そしてAndre Walkerはこの業界で成功しているだけでなく、自由なスピリットを保ち、凄く刺激的です。因習に拘らないマニラのカソリック系の男子校で育ったお陰で、クリエイティブであることは私の奥底に根付いており、幼い頃、毎年夏休みにそこを離れてロンドンで過ごしているとクリエイティブを切望し、大学のためにロンドンに引っ越すまでその欲求は膨らみ続けました。

2017 S/Sについて

―Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/Sへの参加の動機は?

東京もまた自立心の強い街だと昔から感じていました。素晴らしい視点を持つ場所のみならず、確実に目立つ存在であることは証明されています。ここに参加して、コレクションを発表できるのは興奮します。東京の街には非常に共感を覚えているので、この思いと同じように対話を生み出したいと願っています。

 

―2017 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。

Carl Jan Cruzはワードローブ重視の考え方なので、アイテムではなく“シーズン”毎にシリーズを作り、シリーズ全体を通して私達の独自性を構築し積み上げることに集中しています(年2回)。しかし今シーズンのショーは特に東京に焦点を合わせたアイテムとシリーズをミックスしており、私達にとって非常にわくわくする舞台です。この度のAmazon Fashion Week TOKYO 2017 S/Sでは、“31-55”シリーズの売れ筋アイテムと“1-30”シリーズを元に厳密な編集を加えたもの、更に今回のために特別に作った“Tokyo”アイテムとを初お披露目します。

 

―ショーもしくはインスタレーションの構想は?

多様な年齢・人種・サイズを盛り込んだショーにしたいと思っています。私が思い描いているのは、Carl Jan Cruzの美学をステージ上で実現すること。そのために、ディレクターと動作や音楽を詰めていきたいと思っています。

今後

―ブランドとしての展望を教えてください。

自然に成長し、観客と関係を築くこと。そして、Dover Street MarketやOpening Ceremonyといったショップや、ShowStudioのようなギャラリーや美術館など、共感できて自由なスピリットを持つ場所に商品を出すことです。最も大切なのは、私達のチーム内部が成長すること。私達の労働倫理を発展させ、クリエイティブ面からも技術面からも、独立したデザイン・ブランドとして挑戦によって組織を育てていくことです。

TOKYOについて

―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?

自立、快活さ、未曾有を象徴します。

 

―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。

本当に東京の全てが好きです。新しいものと伝統のバランスが完璧で、本当によく計画されていると思います。

 

―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。

ワタリウム美術館、つるとんたん、DSM(Dover Street Market)、明治神宮、原宿、日暮里の繊維街

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