初参加ブランドアンケート|CHEDSTUDIO(チェド ストゥディオ)
Asian Fashion Meets TOKYO (Philippines) 2019SS
Brand
チェド ストゥディオ
CHEDSTUDIO
Designer
クリスチャン エドワード ダロガオグ
Christian Edward Dalogaog
Category
Men’s and Women’s / Ready to wear
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
デザイナーを目指したのは、自分の手を使って何かモノを作りたいと思ったことがきっかけ。自分自身の手でコンセプトやプロダクトのプロセスを作り出すので毎回違ったモノができた。そこからリサーチを続けていくと僕たちのやりたいことだったり、独自性がもっとクリアになっていった。そうして、Ched Studioはマニラでスタートしたんだ。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?
ブランドのDNAになっているのは、職人達の高い技術。
伝統的な式典から現代アートまで、質の高い物を作り続けるには必ず原点にある技術に基づいている。
だから、そこに職人という存在は欠かせないと思うんだ。
Ched Studioのファンは、絶妙で洗練されたデザインを理解している感度の高い人達。その人達に端正な美しさや職人達の高い技術をもっと感じてほしい。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
コンセプトメイキング方法はシーズン毎に変えているけど、1つ共通していることは、いつも自分が経験したことを反映させている点。
デザインプロセスは、いつも自身の記憶や今までのアイディアに更に肉付けをしていって行う。
ドレープや刺繍のデザインも、そうやってどんどん力強さを持たせていくんだ。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
マニラではまだセレクトショップという業態がそこまで浸透していないから、他店に卸すといのは少し難しい。
なので、僕の商品は一点一点お客様に合わせてオーダーメイドで作っている。
一見大変なことに思えるかもしれないけど、それって若いブランドだからこそ出来ることだと思うんだ。
去年はミラノのPitti Immagineでプレゼンをして、その時にバイヤーからたくさんのフィードバックをもらったよ。
そして今年はAmazon Tokyo Fashion Week。確実にいい調子でステップアップしているよ。これからもっとバイヤーとお客様と繋がっていきたいと思っているよ。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
主に90年代に実際に自分が体験したこと、当時、毎日新しいトレンドを見つけていたよ。特に Miuccia Prada、Rei Kawakubo、Jil SanderとHelmut Langのファッションにおけるピュアな姿勢、スタイルには影響を受けた。
また、服だけに限らずライフスタイルなどについてお客様と意見交換したり、アメリカのスポーツブランドもよくチェックしている。
日本のデザイナーの技術やヨーロッパの感性が僕の90年代のマニラの記憶と融合していて、それがアイテム一つ一に親しみや憧憬や文化性・現代性を与えてくれるんだ。
2019 S/Sについて
―Amazon Fashion Week TOKYO 2019 S/Sへの参加の動機は?
このショーが最も大きく最高のプラットホームの1つだと思っている。この舞台に来る人はみんな美学とデザインの価値を理解しているんだ。
―2019 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
ブランドの根源にあるもの “過去と現在の狭間にある詩”。
―ショーもしくはインスタレーションの構想は?
ブランドのアイデンティティを感じてもらえるように洗練されたミニマルなショーにするつもりです。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
ファッションに対して僕らと同じような考えを持ったお店で取り扱ってもらいたいです。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
東京は現代の私たちを代表する存在。
モダンな雰囲気だけど、過去に対してもリスペクトを感じることが出来る街。
―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。
渋谷と原宿。エネルギッシュでローカルの人も観光客もいて、常に人が行き来しているのが好き。
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
Dover street market。無印良品。青山のComme des Garcons。