初参加ブランドアンケート|divka ディウカ
divka
Designer
田中 崇順/松本 志行
Takayuki Tanaka / Motoyuki Matsumoto (patterner)
Category
Women’s / Clothing
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
中学生のときにファッションに興味を持ちました。興味は自分の着る服から、レディースのファッションデザインへと移っていきました。90年代後半から、00年代前半のファッションにはそれだけの力があったと考えています。ロンドンのセントラルセントマーチンズ美術学校でアートとファッションデザインを勉強しました。卒業後に帰国し、デザイナーズブランドで働きました。divka を立ち上げたのは2011年のことです。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか
divkaは新しい服、美しい服を作りたいと考えています。新しいもの、そして美しいものには人を触発し、感動させる力があると考えているからです。そのために私たちは各コレクションにおいてさまざまな実験的な試みを行ってきました。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
制作のはじめに図書館に行きます。その目的は本を眺めながら、自由に考えに耽るためで、ディウカとして次は何を表現したいのかを自問自答する時間です。外側からインスピレーションをかき集めるようなことではなく、日常の生活環境から距離を置いて思いをめぐらすことで、コレクションの出発点となるキーワードを探します。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
毎シーズン、パリで展示会を行っておりますので、国内のみならず海外にも展開しています。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
nude:mmのマサヒコマルヤマさん、ujohの西崎暢さんは尊敬している先輩のデザイナーです。
2016 S/Sについて
―MBFWT 2016 S/Sへの参加の動機は?
divkaの服は立体で制作しているため、構造的に複雑なものが多く、ハンガーに吊るされた状態では実際に着た時にどのような形になるのか分からないものが多くあります。展示会ではそのことがマイナスに働くことがありました。ファッションショーという舞台で、私たちの服をモデルが着て歩く姿を見ていただけることは、divkaの魅力をより分かりやすい形で多くの人に伝えられることになるのではないかと考えています。
―2016 S/Sシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
現段階ではまだまだ漠然としており、具体的なことは言えません。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
ファッションには人を触発し、感動させる力があると考えています。そのような服をdivkaなりの方法で作り出していきたいと考えています。