初参加ブランドアンケート|NY by Novita Yunus(エヌワイ バイ ノヴィタ ユンス)
Asian Fashion Meets TOKYO (Indonesia) 2018AW
Brand
エヌワイ バイ ノヴィタ ユンス
NY by Novita Yunus
Designer
ノヴィタ ユンス
Novita Yunus
Category
Women’s / Ready To Wear, Bags, Shoes, Accessories
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
私はビジネスとマネジメントの経験を持っており、ブランドマネージャーとしてHSBCで働いていました。ですが、私の家族はインドネシアの伝統的な織物(特にバティック)がとても好きで、そんな環境で育ったので、自分自身でファッションビジネスをしたいとずっと思っていました。母がある日、『バティックをデイリーウェアに落とし込む方法がないか?』私に尋ねました。それがきっかけで、私はバティック生地のバッグを作ることから初め、Batik Chicという名前でブランドを立ち上げました。そこから徐々に、服、靴、アクセサリーも作り始め、今ではジャカルタにギャラリーを構え、数店舗で展開しています。そして、2013年にはBatik Chicのプレミアムライン、NY by Novita Yunusを立ち上げました。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?
ブランドのコンセプトは、「デイリーウェアでインドネシアの伝統的な生地を継承すること」です。オフィスに行く時、ちょっとしたパーティーに出かける時など。伝統的な生地を様々なオケージョンにマッチするデザインに落とし込み、よりファッショナブルにしていきます。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
私は主に、インドネシアのテキスタイルからインスピレーションを得ています。才能ある生地職人と会う為に国中を回り、彼らが作った生地のバックグラウンドにあるモチーフとストーリーについて直接話をします。それから、コンセプトを固め、生地の質感やカラーパレットから、トレンドに合ったものになるようデザインに落とし込みます。デザインコンセプトは常に、”インドネシアの文化”に関係するものです。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
取り扱い店舗 は インドネシア国内に14店舗あります。ブランドのファンは、伝統的な作品や、古典的なファッションを好む成熟した大人の女性や、職人さんなどです。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
インドネシアの文化や、地元職人達がアートピースを作る過程(方法)からインスピレーションを得ています。おそらくそれは、私が若い頃「色々な物事のバックグラウンドを重要視し、周りのすべてに感謝する」という教育を受けてきたからだと思います。
2018 A/Wについて
―Amazon Fashion Week TOKYO 2018 A/Wへの参加の動機は?
東京は世界のファッションの中心の1つです。東京は独自の文化を持っていますし、伝統的な文化や生地を尊敬し、サステナブルファッションを発展させる為にどのような事に取り組んでいるか教えてくれました。サステナブルファッションは、私のブランドに影響を与えた一つの要素です。
―2018 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
コンセプトは、「ファッション業界でどのようにインドネシアと日本の文化を融合、表現するか」です。ブランドの特徴であるミックスファブリックはサステナブルファッションを実現します。今回のショーではみなさんに我々のミックスファブリックのテクニック(技術)を見て頂きたいです。
―ショーもしくはインスタレーションの構想は?
ショーでは「伝統と現代の融合」を表現したいと思っています。それは最終的にインドネシアの伝統を皆さんに感じてもらえると思います。
今後
―ブランドとしての展望を教えてください。
もっとたくさんの人にブランドを知ってもらうことです。きっとみんさんにも、インドネシアのテキスタイルがどれほど魅力的であるか分かってもらえるかと思います。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
東京は活気に満ちていて、様々なファッションを代表するような場所です。皆それぞれの個性を大切にし、自分が好きなスタイルを表現することを恐れません。インドネシアの生地で作った服を着て、その素晴らしさを皆へ伝える事ができる絶好のチャンスだと思いっています。
―東京で好きな街もしくはスポットと、その理由を教えてください。
日本の伝統的な服や着物、織物が見つかる場所。
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
銀座きもの青木、Kimono Arts。