初参加ブランドアンケート|pays des fées
pays des fées ペイデフェ
pays des fées
Designer
朝藤 りむ
Lim Asafuji
Category
Women’s Ready To Wear, Accessories,Bags and others
ブランドや服作りについて
―ファッションデザイナーを目指したきっかけと、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。
8歳くらいの頃、ぬいぐるみや猫に服を作って着せたら可愛かったことをきっかけにずっと服作りを続けています。ブランドとしては最初は布を使ったインスタレーションから始めて、徐々に人物が着れる構造の作品になってきました。
―ブランドのコンセプトや服作りを通して伝えたいことは?また、提案したい男性像・女性像はありますか?
空想の世界を日常で着る。奇妙かわいい ということを主軸とし、毎シーズン自由に展開しています。
―クリエーションにおけるインスピレーション源、コンセプトメイキングの方法は?
それは複合的です。アートや文学や建築や様々なカルチャー、毎年いろんな国へ遊びに行って感じる街の質感やその土地の自然の色合い。いろんな刺激が私の中で混ざり形になります。
―現在の取り扱い店舗を教えてください。また、ブランドのファンはどのような人たちですか?
中野ブロードウェイのアトリエショップを筆頭に、国内セレクトショップで展開しています。
着てくださっている方の傾向としては、年齢や性別はバラバラです。様々な現代美術家やアーティスト達と作品を作っているのでアートに興味のある方が多いです。
―ファッションで影響を受けたブランドやデザイナー、スタイル、カルチャーは?また、その理由は?
シュルレアリスム ダダイズム ロシアアヴァンギャルド ニューウェーブ 幻想文学
2021 A/Wについて
―Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/Wへの参加の動機は?
ずっとひっそりシーズン毎にコレクションを発表していました。
もっと沢山の方に見て頂きたくなったので、今シーズンからファッションウィークに参加します。
―2021 A/Wシーズンのコンセプトやイメージを教えてください。
コレクションのテーマは 無重力のユートピア
このユートピアは私の空想上にある理想の王国です。
昨年と今年、世界は分断と抑圧が多々ありました。この状況で私から発信したいのは、柔らかく甘美でうっとりさせるもの。幻想的でイノセントなユートピアを構築しました。柔らかい気持ちになってフラットな目線で外を見れるようになれば他者への想像力が生まれるのではと考えています。
―ショーもしくはインスタレーションの構想を教えてください。
映像作品と写真作品で発表します。収録してから編集をしているのですが、じっくり編集するからこそ実現可能なものをお見せします。お楽しみに!
―ブランドとしての展望を教えてください。
これからも作りたい世界観を自由に表現して服を作っていきます。
TOKYOについて
―あなたにとってTOKYOとはどんな街ですか?
カウンターカルチャーやサブカルチャーが細分化して存在する楽しい街。
―お気に入りもしくはオススメのショップ(ファッション、インテリア、飲食などジャンル問わず)、施設、スポットなどを教えてください。
中野ブロードウェイ 世界に誇るカルトショッピングモール。
好きすぎてアトリエ兼ショップをかまえて毎日ここにいて11年になりますがますます好きになっています。小さなギャラリーやアンティークショップやオタクカルチャーがひしめきながらも生活感が混在し、沢山の人々の妄想と生命力が渦巻いています。
新型コロナウイルスについて
―新型コロナウイルスの発生により、ブランドやデザインで変化したことを教えて下さい。
デザイン面では変化はありませんが、発信や生産の仕方に変化がありました。型数を減らし、その分1点1点を細かいところまで作りこむ。受注生産を中心にして過剰な生産やセールをせずに、一つ一つの作品を大事にする考えにシフトしています。