INFORMATION 09/04/2025

Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 SS 9/3(水)速報

Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 SS 9/3(水)速報

「Rakuten Fashion Week TOKYO(Rakuten FWT)2026 S/S」(主催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、本日開催3日目を迎えました。

– 9/2(火)に発表されたブランド –
「yoshiokubo(ヨシオクボ)」(20:30~)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール A

毎回ショーの常識を覆しエンターテイメントとファッションの融合を示してくれるyoshiokubo。今回ショーを共に作り上げたのは、パリ 2024 オリンピックで一躍人気となったダンス競技「ブレイキン」でした。タッグを組んだのはブレイクダンスの世界大会「Red Bull BC One」。オリンピックでブレイキンのテレビ解説を務めたKENTARAWをMCに迎え、Shigekix選⼿が率いる「XII After Ours」と世界大会で数多くの実績を持つ「FOUND NATION」の2チームがフロアでダンスバトルを披露しました。
テーマは“Tailored for the Spin”。久保嘉男デザイナーは「ダンス専用の服があると面白いと思った」と語ります。

もちろんダンサーが着用しているのも26SSの新作。スピンをしたり180度脚を開いたり、激しく踊っても体の動きを邪魔することなく、それを尊重しながらもファッションとしての華やかさも機能させています。
会場中央でバトルを繰り広げるダンサーの周りを、何食わぬ顔でウォーキングするモデルたち。そのどちらも各々の「いつも通り」であり、yoshiokuboの服はそれぞれのプロフェッショナルな動きを引き立てます。ブランドを象徴する複雑なパターンやボリューミーなギャザーからなる独特のフォルムは、ダンスという身体表現にもマッチしていました。

「Seivson(セイヴソン)」(14:00~)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール B

骨組みや血管など、女性の体を構成する要素をデザインに落とし込んだSeivson。身体を流れる血を想起させる真っ赤なニットのドレスや、身体のラインと肌をやんわりと透かして見せるトップスなど、今回はいつもよりセンシュアルでハードな表現が伺えます。
前回から使用しているワッシャー加工を施したポリエステル生地は、ヅゥチン・シン デザイナーの故郷である台湾で作られたもの。手作業により生み出したランダムなシワを、高温プレスにより立体的に仕上げています。女性の生きてきた歴史をシワとして表したものだそう。ブランドを象徴するオーバーサイズのMA-1などに用いられました。

「Haute Mode Hirata(オートモードヒラタ)」(15:00〜)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール A

“創造と伝統”を軸に帽子の可能性を切り開いてきたオートモードヒラタが、創設者である故・平田暁夫の生誕100周年を機に、「帽子が主役」のショーを開催。今回は娘の欧子氏、孫世代の早姫氏と翔氏が31の帽子を作り上げ、若手デザイナーのウェアと共にスタイリングして発表しました。衣装はRYUNOSUKEOKAZAKIの岡﨑龍之祐氏、mister it.の砂川卓也氏、Tammeの玉田達也氏がサポートしています。
会場に駆けつけたのはセレブリティをはじめ、自分だけのお気に入りの帽子を身につけた顧客たち。いつになく華やかな空間になり、帽子の存在感の大きさを感じました。

席は手仕事による帽子の流線を想起させるうずまき型に配置され、その間をモデルたちがゆっくりと歩いていきます。歩くリズムに合わせて揺れるものや、オブジェのように頭にすとんと乗るものまで、帽子といえども型にはまらず、その姿はさまざま。コレクションの中でもひときわ華やかだった大ぶりの帽子は、廃棄されるはずだった「ねぶたの和紙」を貼り付けたチュールを装飾しています。京友禅の技法を応用し和紙をボンディングしたレザー素材は、KYOTO Leatherによるもの。
ホールAのホワイエには暁夫氏の作品が11点展示され、時を超えた3世代の共演が実現しました。

「pillings(ピリングス)」(16:30~)
サザビーリーグ

「欲しいものは手に入るけれど、何か物足りない。そんな現代の感覚を象徴するような場所だと思った」。村上亮太デザイナーは今期のテーマである「まいばすけっと」についてそう説明します。

最近話題になった「まいばすけっとは都民への罰」というフレーズが頭によぎりますが、彼が生み出したのは「まいばすけっと」の功罪ではなく、それが浮かび上がらせる、都会に住む私たちの日常です。それは決して「映える」ものでもなく、人にわざわざ言うものでもないような、距離感の難しい存在。

ランジェリーとスウェットがミックスしたようなトップスや、きっちりと着付けないまま飛び出したような未完成の姿は、pillings的なワンマイルスタイルでしょうか。

「今までのコレクションは家の中や人の内面に目を向けていたが、今回は一歩外に出てみた。“まいばす”に行くことは、人によっては大冒険かもしれない」と村上氏。アトリエの中からカーテン越しに世界を見つめていた1年前。一歩外に出てもなお、ありふれた日常にある小さな違和感やほころびをすくいあげ優しい形へと昇華することに長けているようです。

本日最後のショーは「FETICO (by R)(フェティコ)」 (19:00〜)代々木第2体育館

楽天グループ株式会社が、日本のファッションシーンを盛り上げ、その魅力を世界へ発信するプロジェクト「by R(バイアール)」にて、FETICOがショーを開催しました。詳細は明日の速報レポートに掲載いたします。
シャツやボディスーツ、バレッタなど、デザイナーの舟山氏にとって思い入れのあるアイテムをアップデートした、全4型の限定商品がRakuten Fashionにて発売中。下記ページよりぜひご覧ください。

FETICO (by R)についてはこちら:
https://brandavenue.rakuten.co.jp/contents/fashionweek/trend/2026ss002/

TRANOÏ TOKYO S/S 26が本日よりスタート

3回目となるTRANOÏ TOKYOは国立代々木競技場(第一体育館)に会場を移し、規模を拡大して開催しています。

フランス・イタリアをはじめとする欧州諸国に加え、アジアやアフリカ諸国、サウジアラビア、ルーマニア、コロンビアなど、約30カ国から約250の出展ブランドが集結しました。初日は午前から盛り上がりを見せ、海外バイヤーの来場が目立ちました。

日程:9月3日(水)、4日(木)
時間:10時〜19時
会場:国立代々木競技場(第一体育館)
主催: TRANOÏ (プルミエール・ヴィジョン・ジャパン株式会社)

Rakuten FWT公式スナップ隊が出動

今期はRakuten FWTの公式スナップ隊による動画スナップを実施中。会場にて素敵な装いの来場者を撮影し、Rakuten FWT公式Instagramアカウント(@rakutenfwt )にてリール投稿を順次行っていきます。ぜひご覧ください。

8月29日に開催したパーティーの来場者スナップはこちら:
https://www.instagram.com/p/DOA9vfrk46z/

【速報】「SOSHIOTSUKI(ソウシオオツキ)」がLVMHプライズ2025 グランプリを受賞!

「TOKYO FASHION AWARD 2024」受賞のSOSHIOTSUKIが「2025 LVMH Prize for Young Fashion Designers」のグランプリに輝きました。

SOSHIOTSUKについてはこちら(TOKYO FASHION AWARD内ブランドページ):
https://tokyo-fashion-award.jp/winners/shoshiotsuki.php

※写真は©JFWOになります。