Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W 3/21(土)速報
「Rakuten Fashion Week TOKYO(Rakuten FWT)2026 A/W」(主催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 (JFWO)は、本日開催最終日を迎えました。
– 前日3/20(金)に発表されたブランド –
「RYUNOSUKEOKAZAKI (リュウノスケオカザキ)」
(20:30~) TEN10
RYUNOSUKEOKAZAKIが4年ぶり3回目となるランウェイショー「〈005〉 Talk About the Habit」を開催しました。一貫してブランドの中心にあるのは「祈り」です。ただ、センセーショナルなデビューから、いくつかのコレクション発表を通してそれは次第に形を変えていきました。ワイヤーと伸縮性のある布で作る造形的な衣服という根本は変わりませんが、人の身体を中心に精霊のように漂っていたそれらは、「感情」というきっかけを手にして身体へと着地していきます。
「祈る」という行為は決して一つの感情にとどまりません。喜怒哀楽、その全てに隣接するもの。私たちは日々混沌とした世界に右往左往しています。画面越しに悲しや苦しみを受け取った次の瞬間、隣の人に笑いかける、そんな矛盾を抱えています。「祈りながら作っているのではなく、祈りの中にとどまっているのだと気がついた」と岡崎デザイナー。
今回はブランドとして初となる柄物が登場。鮮やかな花柄やパイソン柄など、自然界にあるモチーフがベロアやタイツにプリントされています。装飾的な意味というより、かつて人間が衣服を通して自然を模倣し、その力を借りて感情を動かしてきたことに眼差しを向けたもの。






ワイヤーで肩が突っ張ったポロシャツや魚の背鰭のような隆起が身体を縦に走るミニドレスなど、過去のコレクションと比べるとよりプレタポルテに近いウェアも登場しました。そのことについて尋ねられると「プレタを作ろうと思ったが、作っているうちにこれも表現の一つだと気がついた。まだ作れているとは思っていない」と悩みながら回答。実験的なアプローチによって作られたコレクションからは、そうした不確定さから見える人間らしさが見られます。
RYUNOSUKEOKAZAKIの衣服と呼応するような金属でできたアクセサリーは、デザイナーと交流のあるアーティスト、辻一徹が手掛けました。岡崎デザイナーは広島出身。ブランドの根底にある「祈り」が向かう先のひとつには、平和への想いがあります。
– 本日3/21(土)に発表されたブランド –
「ALAINPAUL(アランポール)」(12:00~)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール A

Vetementsやヴァージル・アブロー期のLouis Vuittonで経験を積み、2023年にブランドをスタートしたALAINPAULが、今年3月にパリ ファッション・ウィークで発表したばかりの最新コレクション「REPERTOIRE」を再構築して東京で披露しました。
テーマの「REPERTOIRE」は上演演目を意味するワード。現代バレエの経験からなる美意識が精神と肉体の関係を照らし、振り付けの美学にインスピレーションを得た美しいウェアをさまざまな性別のモデルが着こなします。
ランウェイはパリと同じくインフィニティの形に光を照らされ、モデルは曲線を描きながら歩いていきます。
ピナ・バウシュをはじめとした名だたるダンサーに愛され、世界中で舞台音楽を提供してきた音楽家の三宅純がショーミュージックを手掛けました。
パリ装飾美術館に展示されている18世紀から現代までの美術品から着想を得たディテールがさまざまな箇所に見られます。パニエのふっくらとしたシルエットはワンピースの至る所にぽこぼことあらわれたり、ジャケットから覗く数段のフリルに象徴されます。
後ろがコルセットのように編み上げられた立体的なミニドレスにはちりかけの花がプリントされ、時間の経過、今と昔のつながりを表現。シルクオーガンジーのケープは、衣服を守ってくれるガーメントケースから着想を得たもの。
ラストはパリの演出とは異なり、モデルが横一直線に並び圧巻のフィナーレで幕を閉じました。
「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」(14:30~)
凶遡 咽び家
MIKIOSAKABEはお化け屋敷を舞台にしたインスタレーションを開催しました。会場の古民家「凶遡 咽び家」は、同ブランドが3日間限定で開催していたお化け屋敷イベントの会場となった場所です。
2階建ての古民家には11の部屋が用意され、その中にはおどろおどろしい姿をしたモデルたちが佇んだり、ぶつぶつと独り言を言ったり。キッチンで倒れている女の子らしき人間、祭壇の前で正座する母親の肩をたたく少女。
彼女たちは不気味な雰囲気とは裏腹に、あどけなさを感じるようなフリルシャツやセーラー服のプルオーバー、ハート柄のコートを身につけています。昭和や大正のムードを感じる、少し重ための素材を用いたそう。
来場者は自由に部屋を回り、時間が来たらとある部屋に入るように指示されます。部屋には家中の監視カメラの映像が流され、そこには少女たちを手にかけたであろう殺人鬼の姿が。カメラに近づき斧を振りかざしたところで映像が途切れると、後ろの扉が勢いよく開き坂部三樹郎デザイナーが登場するというサプライズ演出がおこなわれました。
「日本のホラーとファッションの共通点は、日常と異世界が混じるというファンタジー性」と坂部デザイナー。来場した海外ゲストも日本のお化け屋敷に興味津々なようで、最後は皆笑顔で退場しました。
「EITARO(エイタロウ)」(18:00~)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール B
ブランド設立2シーズン目でファッションウィークに初参加したEITARO。等身大のクリエーションと飾らないメッセージで、最終日にフレッシュな風を送り込みました。3年前に専門学校を卒業したばかりの若手ブランド。ファッションショーを行う若手が少なくなってきた中、ファーストシーズンからオフスケジュールでショーを行うなど、精力的に活動しています。
今季は「背花着」をテーマに、背中で語る人生と美学を表現しました。背花着とは、「サナギ」の語源になった言葉。セミがサナギから成虫になり羽を開く瞬間が、背に花を咲かせたように見えることから生まれた言葉なのだそう。「サナギ」とは先シーズンのテーマでもあります。
コレクションを通してフィーチャーされたのは後ろ姿。モデルは通常カメラに向かって歩いてきますが、カメラブースの横を通り、レンズに背中を向ける形で歩いていきます。その背中には南フランスに伝わるキルト刺繍の伝統技法である「ブティ」を用いた曲線や直線が描かれています。「人生は線のよう。か細かったり太かったり、曲がったり増えたり。人間は背中に人生が現れる」と上村デザイナー。
ファーストシーズンでは学ランに着目したEITAROですが、引き続き日本の文化にや日本人の精神性に目を向けています。袖や襟に見られる「釈迦の花」をイメージしたフォルムはブランドを象徴するもの。刺繍で描いた虎は和彫を象徴する柄で、プリンアラモードは「ギャルが和彫をデザインしたら」という空想から生まれました。
初めてのショーで緊張しているかと思いきや、囲み取材で「朝9時まで作業していたので、顔がボロボロ。資生堂の人に直してもらいました」とジョークを飛ばす姿も。ブランドの今後について「パリに出たいという気持ちが強い。夢物語で終わらせてはいけないので、デザインを日常着の落とし込みながらもビジネスを成長させていきたい」とショーの疲れと緊張を感じさせない力強い声で語りました。
海外のバイヤー・メディア関係者が多数来日




今季も海外からバイヤー・メディア関係者などが来日しました。一日数ブランドのショーや展示会を回り、ファッションウィークに参加したブランド。デザイナーと交流しました。
公式会場で各種ドリンクを配布
公式会場である渋谷ヒカリエ ヒカリエホールで行われるランウェイ・イベントにて、サッポロビール「SORACHI1984」、エナジードリンク「Red Bull」、微炭酸飲料「kiyasume」、 「Rakuten Original 天然水」、オフィシャルメディアパートナーのメタ社提供の緑茶、を配布しました。ショー後にホワイエで配布され、来場者はドリンク片手に歓談を楽しみました。
Alain Paul × Nathalie Dufour × TELMAスペシャルインタビューを実施

本日ショーを開催したばかりのAlain Paul、ANDAM 創設者・マネージングディレクター Nathalie Dufour、 TELMA中島輝道デザイナーによる特別対談が、ALAINPAULのショー直後に実施されました。2025年にANDAM特別賞を受賞し、パリ ファッション・ウィーク公式スケジュールでもショーを開催しているALAINPAUL。そしてJFW NEXT BRAND AWARD 2025を受賞した中島氏と、若き才能を世に送り届けてきたNathalie氏。日本のクリエイションに対するイメージや、グローバル展開にあたり必要なことなどをそれぞれの視点で語りました。
インタビュー内容は後日Rakuten FWT公式サイトに掲載予定です。
オフィシャルメディア「WWDJAPAN」一般招待企画を実施

Rakuten Fashion Week TOKYOオフィシャルメディアであるWWDJAPANとの連携により、「ファッションショーを実際に観てみたい」という思いを持った一般の方々を抽選によりご招待する企画を、今シーズンも実施しました。
参加ブランドの協力を得て、多くの一般客をご招待することが出来ました。ファッションを愛する人達で会場がより一層華やかになりました。
オフィシャルメディア「FASHIONSNAP」による来場者SNAP企画を実施
ファッション・ウィーク中、ショー会場に集まるおしゃれな来場者をスナップ撮影し、FASHIONSNAP公式Instagramまたは ウェブサイトの「ストリートスタイル」にて掲載しています。投稿はRakuten FWT公式Instagramアカウント(@ rakutenfwt)と共同投稿を行なっています。
また、一部許諾いただいた方のスナップを、Rakuten FWTおよびRakuten Fashion(ポータルサイト・ Instagram stories、by R Instagram stories)でも掲載予定です。















