Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 SS 9/4(木)速報
「Rakuten Fashion Week TOKYO(Rakuten FWT)2026 S/S」(主催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 (JFWO)は、本日開催4日目を迎えました。
9/3(水)に発表されたブランド -
「FETICO (by R)(フェティコ)」 (19:00〜)
代々木第2体育館


楽天グループ株式会社が、日本のファッションシーンを盛り上げ、その魅力を世界へ発信するプロジェクト「by R(バイアール)」。FETICOがブランド設立5周年を記念するショーを「by R」にて開催しました。会場の代々木第2体育館には美術館を思わせる静謐なムードの真っ白な部屋が作られ、心地よい緊張感が漂います。
今期のミューズは芸術家レベッカ・ホルンと写真家イリナ・イオネスコという二人の女性アーティスト。「The Depth of Her」というテーマの通り、自身の奥底にある内面を作品に強く投影させているということが両者に共通しています。「自分が美しいと信じたものを形にすることを目指した」と舟山瑛美デザイナー。


ホルンの作品から着想を得た放射状のプリーツが印象的なミニドレスや、イオネスコの世界観にみるダマスク柄をジャカードで表現したデニムなど、ミューズたちが描き出した内面をさらにFETICOが思う美しさとして形にしています。それは過去と現代を強く生きる女性たちの時を超えた共演のようです。
履きやすさにも定評のあるシューズにはレースアップのバレエフラットが仲間入り。さらにブランド初のアイコンバッグ「Arch(アーチ)」がお披露目されました。アクセサリーやランジェリーもオリジナルで展開し、ブランドの奥行きがさらに広がっています。また、THREEとのコラボレーションも発表。マルチバーム「グラムトーンカラーカスタード」のコラボ限定色が来年3月に発売予定です。
圧倒的な支持の根拠である“FETICOらしさ”の根幹は変わらず、常に強度のある美しさを提案するその姿勢は、ストイックかつユニーク。デザイナー自身が誰かのミューズであり、FETICOに憧れFETICOを纏うその女性自身も、きっと誰かのミューズであるのでしょう。



ファッション通販サイト「Rakuten Fashion」にて「by R」限定商品を発売中。シャツやボディスーツ、バレッタなど舟山氏にとって思い入れのあるアイテムをアップデートした、全4型の限定商品がラインアップ。下記ページよりぜひご覧ください。
FETICO by R 限定商品ページ:
https://brandavenue.rakuten.co.jp/ba/shop-fetico/?free_word=fetico_limited_byr_&l-id=shopnews_5664_20250820_1
第11回「TOKYO FASHION AWARD 2026」受賞デザイナー発表式(12:00~)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール A

(左から)吉田尚 / 鈴木麻莉子(ANTHEM A)、森下公則(kiminori morishita)、KAKANデザインチーム、木村由佳(mukcyen)、大野陽平(YOHEI OHNO)、小林裕翔(yushokobayashi)、横澤琴葉(kotohayokozawa)、松藤勉(MATSUFUJI)
第11回「TOKYO FASHION AWARD 2026」受賞デザイナーが決定し、発表式が開催されました。今回受賞したのは以下の8ブランドです。
パリ・メンズ・ファッション・ウィーク時期 支援ブランド
ANTHEM A(鈴木麻莉子 / 吉田尚)
kiminori morishita(森下公則)
kotohayokozawa(横澤琴葉)
MATSUFUJI(松藤勉)
パリ・ウィメンズ・ファッション・ウィーク時期 支援ブランド
KAKAN(デザインチーム)
mukcyen(木村由佳)
YOHEI OHNO(大野陽平)
yushokobayashi(小林裕翔)

今回から支援内容がアップデートし、支援期間が2年間になりました。さらに、韓国の10 Corso Como Seoulでのポップアップショップの開催や、パリ・ファッション・ウィークでのショールーム期間中に、モデルプレゼンテーションおよびポップアップショップを開催いたします。
JFW Next Brand Award 2026とダブル受賞となったmukcyenの木村デザイナーは「ブランドを伸ばしていきたいタイミングだったのでどちらにも応募し、ダブル受賞を目指していた」と静かに喜びを語りました。多くのデザイナーがものづくりを共に行うチームや近しい存在への感謝を口にし、これから海外に進出していく意欲を表しました。2026年3月のRakuten FWT 2026 A/W公式会場では、受賞8ブランドによる凱旋イベントを実施いたします。
「TSUMORI CHISATO(ツモリ チサト)」(13:30~)
TC House
5周年を迎えたTSUMORI CHISATOが7年ぶりにショーを開催しました。会場は22年に表参道にオープンしたアトリエ「TC HOUSE」。メディア・関係者向けのほか、顧客向けのショーが2回実施されました。100席もない会場はモデルとの距離が近く、まるでフロアショーのような親密な雰囲気に。繊細な手作業で作られたテキスタイルや描き込まれたグラフィック、キュートなアクセサリーまで間近に見ることができます。
コレクションのテーマは「感謝」。35年も続けてこられたのはブランドを支えてくれる人々がいたからで、ダイレクトにその気持ちを伝えるために「LOVE」や「DREAM」といったメッセージをグラフィックに取り入れました。


大きなハートや地球、「見ると前向きになる」と津森千里デザイナーが語る虹など、愛に溢れたモチーフがニットやスパンコール刺しゅう、ジャカードなどで緻密に表現されます。「一生さんに“あなたは絵を描きなさい”と言われてからコレクションを始めて、35年間続いている。服作りも生地作りも大好きなので、リラックスしながらこれからも続けていきたい」と、自身が描くプレイフルなグラフィックにも負けない、とびきりの笑顔で答えました。会場では感極まり思わず涙を流す記者も。それにつられて津森氏も涙を浮かべながらも、周りに花を咲かせるような特大の笑顔でメモリアルショーを締め括りました。
Rakuten FWT公式サイトではショー実施前のインタビューも公開しています。ぜひこちらもご覧ください。
「MSML(エムエスエムエル)」(19:00~)
六本木ヒルズアリーナ

音楽をバックグラウンドを持つ3人のデザイナーが手がけるMSMLが、2回目となるショーを開催。「Tokyo Rollin’」をテーマに、都会の洗練された静謐さとカオスなストリートの衝動という両極端な性質を描きました。
薔薇の刺繍が施された丸襟のキューバシャツや、テーマである「Tokyo Rollin’」というフレーズを背中に乗せたアウターなど、アイキャッチなアイテムも多数登場しました。

モデルは全員ピンクヘアに染め、「東京の今っぽい気分」を表現したと言います。裏地にバンダナ柄を施しチラリと見せるデザインは、表通りは綺麗だけど裏通りは混沌としているような東京の一面を思わせます。テーマには「Keep On Rollin’」という意味も込め、これからもブランドを続けていくという意思表示のシーズンでもありました。
オフィシャルメディア「FASHIONSNAP」による来場者SNAP企画を実施


ファッション・ウィーク中、ショー会場に集まるおしゃれな来場者をスナップ撮影し、FASHIONSNAP公式Instagramまたは ウェブサイトの「ストリートスタイル」にて掲載しています。投稿はRakuten FWT公式Instagramアカウント(@ rakutenfwt)と共同投稿を行なっています。
また、一部許諾いただいた方のスナップを、Rakuten FWTおよびRakuten Fashion(ポータルサイト・ Instagram stories、by R Instagram stories)でも掲載予定です。
「BMW Japan」がショーファーカーを提供

Eugene Rabkin / ユージーン・ラブキン (ジャーナリスト)
今季もショーファーカー提供を「BMW Japan」にご協力いただきました。海外のVIPを載せたショーファーカーがファッション・ウィークの会場を巡回しています。
※一部を除き写真は©JFWOになります。