INFORMATION 09/06/2025

Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 SS 9/5(金) 速報

Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 SS 9/5(金) 速報

「Rakuten Fashion Week TOKYO(Rakuten FWT)2026 S/S」(主催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、本日開催5日目を迎えました。

– 9/4(木)に発表されたブランド –
「FDMTL(ファンダメンタル)」 (20:30〜)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール A

「ファッションデザイナーを名乗るには未熟で、どこか居心地の悪さを感じていた」とリリースに綴ったのは津吉学デザイナー。ブランド設立20年目を迎えたベテランでありながら、その姿はいたって謙虚。しかし、作り上げる服には素材やパターンを知り尽くしていないと生み出せない、確固たる主張が宿ります。
3回目のショー発表となる今期のテーマは「Echo of [ ]」。ブランドの根幹であるデニムやインディゴを軸に、そこから自由に広がるクリエイションの“こだま”を形にしました。ジャケットやパンツのパターンを解体し組み合わせることで、新たな形を生み出しています。

一見すると襤褸(ぼろ)のように見えるツギハギ柄のアウターやパンツは、津吉氏が収集している襤褸の柄を転写したもの。
足元は2015年からコラボレーションを続けているVansの藍染めシューズで、10年分のアーカイブをミックスしてコーディネートしています。まるで響きわたる音を視覚化したような激しいダメージ加工を施したデニムがラストを飾ります。
会場中央では、ゲスの極み乙女のボーカルなどで活躍する川谷絵音が参加するバンド「ichikoro」が生演奏を行いました。思わず体が揺さぶられるような情緒的な演奏が、蒼一色の力強いショーのあとの余韻を心身へとこだまさせました。

*インキュベーションショー
「MARRONNIER COLLEGE OF FASHION DESIGN 2026S/S Collection(マロニエファッションデザイン専門学校 2026S/S コレクション)」(15:30~)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール B

近年JFWOが力を入れている「インキュベーション」活動の一環として、今期より、これからのファッション業界を担う 学生・学校団体を主体としたショーを「インキュベーションショー」と位置付けています。
今回は創立76年を迎えるマロニエファッションデザイン専門学校が、25 S/Sシーズンに続きショーを開催しました。今回は「Fusion」をテーマに、学生たち自らがプロデューサーとなり「1人1作品」 を発表。学生らしい自由な発想のクリエイションで溢れ、少し気持ちが落ち着きがちなファッション・ウィーク中盤にフレッシュな風をもたらしてくれました。ホワイエには作品が展示され、来場したファッション業界関係者に学生がプレゼンテーションする姿も。公式スケジュールで発表するブランドのデザイナーとして、この舞台に戻ってきてくれることを期待します。

*パートナーシップショー
「PH MODE x TYO by MFF (Manila Fashion Forward)(ピーエッチ モード トーキョー バイ エムエフエフ)」(13:00~)
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール B

MFFはフィリピンを代表するファッションウィークとして2014年に設立されました。2022年よりRakutenFWTに参加しています。今期は日本の先端的な生地印刷技術を用いて、Maria Angelica Tan、Monica Castilloといったフィリピンの気鋭ビジュアルアーティストが提供するアートワークをプリントした生地を使用しています。
フィリピンの.ARCHIVES、ALODIACECILIA、Maison Métisse、そして日本のUttrykkといった4ブランドが参加。バナナファイバーを使用した生地を用いるなど、サステイナブルな取り組みも見られました。
ホワイエにはココナッツを使用したプロダクトやショーで披露されたテキスタイルが展示され、ショー終了後にはフィリピンの伝統的な食事やドリンクが振る舞われ、来場者をもてなしました。

「MITSURU OKAZAKI(ミツル オカザキ)」(14:30~)
GOBLIN. 北参道店2nd

ピューと吹くか細い風の音が流れる中、ゆっくりとランウェイを歩くモデルたち。その姿はどこか頼りなく、だからこそ純粋な輝きを携えています。着想源にしたのはパウロ・コエーリョの小説『アルケミスト- 夢を旅した少年』。「少年らしさを追求したかった」という岡﨑満デザイナーが描いたのは、夢を諦めた少年が再び立ち上がり成長していく様子です。
ジャケットやパンツが円形にくり抜かれているのは、ポカンとあいた心の穴。それを塞ぐように元のパーツとボディがマルカンで繋がれ、ブランドで定番のディテールを進化させました。本に出てくるラクダや教会、ピラミッドといったモチーフはキラキラと光る金色の糸でジャンパーの背中に刺しゅうされ、テーマの世界観を具現化しています。

「Chika Kisada(チカ キサダ)」(16:00~)
THE FACE DAIKANYAMA

Chika Kisadaが追い求めたのは”理想の身体の形”。身体の動きや記憶の痕跡を、デフォルメしたシルエットや繊細かつ大胆にクラッシュさせた生地のテクスチャーで浮かび上がらせました。テーマは「Trace」。
弦楽器の不穏な旋律に重なるのはダンスフロアを思わせる早いビート。それらが想起させるのは、強いフラッシュの連続によってコマ送りのように目に映る景色。一瞬一瞬の鮮烈な瞬間が、残像として頭に焼き付く。そんな体験を思い出すショーでした。

Chika Kisadaが追い求めたのは”理想の身体の形”。身体の動きや記憶の痕跡を、デフォルメしたシルエットや繊細かつ大胆にクラッシュさせた生地のテクスチャーで浮かび上がらせました。テーマは「Trace」。
弦楽器の不穏な旋律に重なるのはダンスフロアを思わせる早いビート。それらが想起させるのは、強いフラッシュの連続によってコマ送りのように目に映る景色。一瞬一瞬の鮮烈な瞬間が、残像として頭に焼き付く。そんな体験を思い出すショーでした。
がむしゃらに破いたようなタイツやTシャツ、切りっぱなしのスパンコールスカート、青春の記憶の断片を繋ぎ合わせたようなシャツドレス。先シーズンの激情を込めた表現はトーンを落としながらも、よりソリッドにあらわれます。
25A/Wで登場したトウシューズ型バッグにキャンバス地の新色が仲間入り。デザイナーの愛猫をモチーフにしたであろう黒猫チャームは、コレクションにひと匙のユーモアをそえます。ボディピアスをあしらったミュールやチュールを用いたトングサンダルなど、シューズにも新顔が登場。
”理想の身体の形”とはなんでしょうか?小さなお尻、細いウエスト、適度な曲線?そうした定型から逸脱する美しさは、自らが生きてきた“痕跡”から見つけ出すものなのかもしれません。

「support surface(サポートサーフェス)」(18:30~)
寺田倉庫G1-F5

support surfaceのショーでは研壁宣男デザイナーの言葉がプリントされた、すりガラスのようなグラシン紙でできたリリースが毎回配布されます。テーマともまた異なる、その時のムードを表したような言葉は、服と同じく凛とした佇まい。「quiet sparks 静かさの余韻に潜む閃光、季節の彩りを纏って」。このフレーズとルック写真だけで十分に説明が足りるのではないかというほど、的確であり包括的です。
ファーストルックはブランドとしては珍しい写実的なプリントからスタート。どこか毒々しい、昔の植物図鑑にあるようなボタニカル柄を大胆にのせています。

「静かな、ゆっくり流れる空間の中に、弾けるようなものがあってもいいのかなと思った」と研壁デザイナー。蛍光グリーンや鮮やかなパープルなど、目をひくカラーには合わせるのは真っ白なアイテムです。そのコントラストはショッキングなものではなく、あくまでも爽やかで芸術的。
「これ“で”いいやではなく、これ“が”いいというものづくりをしていきたいと改めて思った」と語ります。トレンドに迎合するのではなく、常に自分が作りたい、それでいて美しいものを作り続けています。

「Pickyou」招待のインフルエンサーがショーの様子を投稿

先シーズンに引き続きCtoCマーケットプレイス「Pickyou(ピックユー)」とタッグを組み、 Rakuten FWTのリアルをZ世代の視点で切り取り発信していただいています。
今回はPickyouが選んだファッションインフルエンサーを16ブランドのショーに招待。各々のアカウントでショーの様子やスタイリングなどを投稿予定です。

公式会場で各種ドリンクを配布

公式会場である渋谷ヒカリエ ヒカリエホールで行われるランウェイ・イベントにて、エナジードリンク「Red Bull」や微炭酸飲料「kiyasume」、Rakuten FWTのキーヴィジュアルをのせたオリジナルウォーターを配布しています。まだまだ暑さが続くので、水分補給・栄養補給をしながらファッション・ウィークをお楽しみください。

JFW 20th スペシャルアンバサダーの宮沢氷魚さんが来場

JFW20周年に際しスペシャルアンバサダー就任した俳優の宮沢氷魚さんが、9月4日(木)に開催されたFDMTLのショーに来場しました。 FDMTLのセットアップを着用しています。
ショー観覧後のコメントは後日、RakutenFWT公式Instagramアカウント(@rakutenfwt)にて公開予定です。

※一部を除き写真は©JFWOになります。