INFORMATION 09/05/2026

Rakuten Fashion Week TOKYO 2027 SS 9/4(金)速報

Rakuten Fashion Week TOKYO 2027 SS 9/4(金)速報

「Rakuten Fashion Week TOKYO(Rakuten FWT)2027 S/S」(主催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 (JFWO))は、本日開催5日目を迎えました。

– 前日 9/3(木)に発表されたブランド –
「SONIA CARRASCO(ソニア カラスコ)」(19:00~)渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール A

前回に引き続き、今季もRUN x ANDAM FASHION AWARDS PARISとJFWOがコラボレート。その一環として、6月のParis Fashion Week®️でもショーを発表した注目ブランド「SONIA CARRASCO」が東京で初ショーを開催した。スペイン出身のソニア・カラスコはZARA、アレキサンダー・マックイーン、フィービー・ファイロ時代のセリーヌでの経験を経て、2020年に同ブランドを設立。テーラリング、クラフツマンシップ、そして構造という視点から生み出すクリエーションが高く評価されている。日本でもすでに大手セレクトショップや百貨店などで取り扱われている。

テーマは「ACT II: SOBREMESA」。「SOBREMESA」はスペイン語で食後のゆったりとしたひと時を表す言葉だ。パリの食卓を思わせるような演出とは異なり、東京では2,3席ずつランダムに配置された座席のあいだをモデルが練り歩くように進んでいく。ゲストの距離が近く、服の構造までしっかりと目に焼き付けることができる。

得意とするテーラリングのアイテムを中心に、柔らかいニットやレザーのアイテムを用い、レイヤードが光るミニマルなスタイリングを提案。袖が剥ぎ取られ中綿が見えていたり、ステッチをあえて見せていたり、“work in progress”なムードがSONIA CARRASCOの魅力だ。「やりっぱなし」に見えるのではなく、そこにデザインの意志をしっかりと感じられるのは、ベースの仕立てが美しいからだろう。環境に配慮した素材活用や生産過程を徹底しており、ものづくりはスペインを中心に、生地や金具はイタリアで調達しているという。

彼女が生み出すクリエイションには、「しなやか」で表現されるような女性の強さではなく、芯を感じる鋭い強さを感じる。バルセロナのアトリエでは自立支援団体と提携し、社会的立場の弱い女性へのサポートを行なっているという。こうした背景について問われると、「自身が実際に経験してきたことだが、女性という理由で周囲の人たち以上に努力しなければならないと感じることもある。だからこそ、そうした女性の強さや自立、自由というものを、いつも自分のデザインにも込めたいと思っている」とはっきりと答えた。

– 本日9/4(金)に発表されたブランド –
「ANTHONY CALYDON(アンソニー キャリドン)」(11:00~)THE FACE DAIKANYAMA

2026年ANDAMピエール・ベルジェ賞を受賞したANTHONY CALYDONが、RUN x ANDAM FASHION AWARDS PARISとJFWOのコラボレートにより、東京で初となるインスタレーションを開催。ブランドを象徴するオーバーロックステッチ×リブニットのアイテムで構成されたプレイフルなルックを披露した。

会場にはブランドのシグネチャーでもある色とりどりのバッグやソックス、シュータンをデコレーションしたシューズがずらりと並び、ブランドのポップな世界観を体現。ポップカルチャーから影響を受けたクリエーションは日本とも親和性が高く、来場したメディアやバイヤーなどからは「日本の市場でも反応がよさそう」といったコメントが伺えた。

「WISHARAWISH(ウィシャラウィッシュ)」(12:30~)渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール A

タイの伝統的クラフトマンシップと現代的デザインを融合するブランドWISHARAWISHがRakutenFWTで5回目となるショーを開催。テーマは「SALADE DE FRUITS」。同名のフランスの歌から着想を得て、異なる要素が生み出すコントラストと調和の美しさを表現した。

V字のランウェイと赤いライトでいつもよりもシックなムードに。スパンコールを多用したトップスや光沢が美しいボトムスなど、ブランドらしい艶を感じるアイテムが盛り沢山。

同じテキスタイルで帽子からボトムスまでまとめたルックは、美しく上質なテキスタイルだからこそ最大限魅力を発揮できる。ものづくりはすべてタイで行い、伝統的な技法や職人技を駆使している。今回はタイ各地の5組の生地生産者と協業。手織りシルクや手捺しパティックなどが使用されている。

ショー後の囲み取材できらめく素材が多いことについて問われると、「心が落ち着かなくなったり、不安な気持ちになったりするようなニュースがとても多いからこそ、ファッションを通して少しでも明るく前向きな気持ちを届けられたら」と語った。

「ANNA CHOI(アンナ チョイ)」(13:30~)渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール B

RakutenFWTへの参加はANNA CHOIとしては初。今回はモデルを間近で見ることができるプレゼンテーション形式で発表した。モデルが左右に置かれた8つの真っ白な台の間をまっすぐと進み、まるで“所蔵”されるように台へと登っていく。その後、観客は佇むモデルを自由に鑑賞していくというスタイルだ。観客にはルックそれぞれの解説が記されたパンフレットが配布され、まるで美術館を訪れたかのような体験に。

その演出の通り、今回のコンセプトは「SCULPTURAL」。衣服を身に纏うためのものではなく、体を形作る一つの作品として捉えた。ニューヨークを拠点にする彼女が東京やパリなどで得た記憶や感覚を再構築し、自身の表現へと落とし込んだ。

シルクサテンやシルクオーガンザなどを用いて、身体のラインを強調したり拡張したり、まるで彫刻するように造形していく。女性の身体のフォルムを美しく見せながらも再解釈していくという、彼女の軸は変わらない。そこに大切にしているオートクチュールの精神がさらに色濃く反映されることで、よりダイナミックかつ洗練された表現へと研ぎ澄まされている。また、身体の上で輝くジュエリーはMIKIMOTOのもの。2026年パリ・オートクチュール・コレクションで発表されたMIKIMOTOのハイジュエリーコレクションの展示で衣装を制作したことがきっかけとなり、今回の発表での協力に至ったという。

「YUKIHERO PRO-WRESTLING(ユキヒーロープロレス)」(15:00~)後楽園ホール

ユキヒーロープロレスが2019 A/Wコレクションぶりにファッションウィークに参加。「VENUE」をテーマに、プロレスの聖地である後楽園ホールでショーを開催した。リングをモチーフにした刺繍はトップスの全面に施され、覆面レスラーモチーフはプリントやボタンにちりばめられた。技を並べたユニークなプリントなど、ポップなカラーとグラフィックでプロレスの楽しさを表現した。

ショーにはプロレス界のレジェンドたちも参加。日本人初の世界5階級制覇王者である藤岡奈穂子、女子プロレス界を牽引してきたアジャコング、言わずと知れたレジェンドボクサー具志堅用高、新日本プロレスの真壁刀義といったスターたちの登場に、会場のボルテージがさらに高まった。

同ブランドは後楽園ホールのアパレルグッズのデザインも手掛けており、来春予定されているホールのリニューアルの際にはロゴデザインも担当するという。最後にステージ中央で挨拶をした手嶋デザイナーの目には涙が。幼い頃から憧れ続けてきた場所の最後の瞬間に、最高のエンターテイメントを捧げられたことに対する歓喜の涙だろうか。気がつけばこちらも釣られて涙を堪えていた。

「ORIMI(オリミ)」(17:30~)TOKYO FMホール

不穏な旋律の生演奏をBGMに、静かに狂気するショーを開催したORIMI。今季掲げたテーマは「PROPERLY DRESSED」。「正しい装い」と「他者には容易に強制できない歪み」の両方をはらむことで、規範に縛られがちな現代の都市を生きる葛藤を描いた。

端正に見えるスーツの着こなしも、時計をひと針ふた針すすめたような違和感がある。ジャケットの前身頃がドレープに変化していったり、ハーフパンツはジャケットの袖をそのまま太くしたようなデザインだったり。

「CA4LA」と協業したハットはコレクションテーマを象徴するようなアイテムだ。一見するとエレガントなハットに見えるが、リボンがシューレースに置き換わることで、規範にとらわれない姿と周りに同化する姿の間のぎりぎりを攻めている。

本日最後のショーは「KHOKI (by R)(コッキ)」 (19:00〜)寺田倉庫

楽天グループ株式会社が、日本のファッションシーンを盛り上げ、その魅力を世界へ発信するプロジェクト「by R (バイアール)」にて、KHOKIがショーを開催しました。詳細は明日以降レポートに掲載いたします。
「by R」への参加を記念して、人気のお城モチーフをアップデートしたアップリケシャツなど、KHOKIらしい物語性を宿した特別なアイテムが発売中。下記ページよりぜひご覧ください。

KHOKI(by R)についてはこちら

オフィシャルパートナー サイレントプール ジンによるカクテルナイトを開催

サイレントプールジン ブランドアンバサダー 小川杏香氏

2027 S/Sのオフィシャルパートナーである「サイレントプール ジン」が、9/3(木)にカクテルナイト「SILENT POOL GIN COCKTAIL NIGHT – A Night of Style & Gin」を開催しました。

会場となったTHE MUSIC BAR -CAVE SHIBUYA-には大勢のファッションウィーク関係者が訪れ、オリジナルカクテルなどを片手に特別な一夜を楽しみました。

海外のバイヤー・メディア関係者が多数来日

今季も海外からバイヤー・メディア関係者などが来日しました。一日数ブランドのショーや展示会を回り、ファッションウィークに参加したブランドやデザイナーと交流しました。

RAMON LUNA FWRD & REVOLVEシニアメンズバイヤー
Mario de Angelis MACOND メンズ&ウィメンズウェアバイヤー
左から:Geoffroy Lauzet  RUN SHOWROOMディレクター
Ela Casati フリーランスジャーナリスト・コレスポンダント VANILLA ISSUE
Blake Abbie  A Magazine Curated by 編集長
左:Arek Zagata ファッションジャーナリスト・ライター・編集者
右:Choi Inseon Marie Claire Korea ファッションエディター